またもこの20歳が男前発言をしたようだ。パリ・サンジェルマンに所属すFWキリアン・ムバッペが、ピッチ外での批判が相次ぐ同僚を擁護している。
その同僚とは今夏インテルから加入したFWマウロ・イカルディだ。同選手は昨季から古巣でのキャプテン剥奪騒動や、代理人を務めるワンダ・ナラ夫人の爆弾発言などでしばらく落ち着いた時間を過ごすことができていない。そんな苦悩の時間を過ごすストライカーに対し、ムバッペは周囲が騒ぎすぎないようにと自制を促している。
「イカルディは内気な人間だ。彼はいつもピッチ外のことに対してとやかく言われているね。そういった声を僕もよく聞くよ。人々は実際の人間性を理解しようとしないまま彼を判断する。僕にとってイカルディはとてもおもしろい人間なんだ。そして彼はシャイだ。彼をベストコンディションに持っていけるかどうかは僕ら次第。良い状態になれば、彼はとても多くのゴールを決めてくれると思うよ」
現地時間23日にミラノで行われた『ザ・ベスト・フットボールアウォーズ』の授賞式後、ムバッペがこのように語ったことを伊『Gazzetta dello Sport』が伝えている。自分の目で見たものだけを信じて、周囲の雑音に振り回されない姿勢。我々は見習うべきなのかもしれない。
過去には「もしメッシとロナウドのいずれかを自分のチームに入れとしたらどちらを選ぶか」と質問された際、「どちらかを選ぶこともできるけど、それをしてしまえば選ばなかった方を犠牲にすることになる。彼らのうち1人を貶める権利を持ってはいないよ」と回答するなど、他の選手に対してのリスペクトを忘れない発言をたびたびしているムバッペ。弱冠20歳の若者とは思えない“聖人ぶり”はいまだ健在のようだ。
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