現地時間21日に行われたローマ戦では試合終了間際に失点を許し、惜しくも敗戦を喫してしまったボローニャだが、ここまでの戦いぶりは見事だ。順位的にも現在は7位と悪くない位置につけている。昨季同時期には降格圏の18位だったことを考えると大きな進歩と言えるだろう。日本代表DF冨安健洋をはじめとした新戦力と、昨季から所属していた選手がうまく融合している印象だ。
しかし来冬、ボローニャは今のスカッドを維持できない状況に追い込まれるかもしれない。不動の左サイドバックであるDFミッチェル・ダイクスにビッグクラブ行きの噂が浮上している。伊『calciomercato』によると、今季なかなか調子の上がらないミランが来冬移籍市場において、同選手の獲得を狙っているという。
ミランの左サイドバックは今季開幕からDFリカルド・ロドリゲスが務めているが、そのパフォーマンスは不安定。現地時間21日に行われたミラノダービーでも、失点に直結しかねないような致命的なミスが見受けられた。この状況にクラブ首脳陣は不満なようで、彼らは冬に同ポジションの強化へ動くと同メディアは伝えている。
好調を維持しているボローニャだが、順位が上がれば引き抜きの可能性も高くなる。このまま快進撃を続ければダイクスだけでなく、他の選手にも移籍の噂が浮上してくることだろう。冨安もこのビッグウェーブに乗ることができればステップアップの道が拓けてくるはずだが、残留となれば待っているのは苦しい戦いの可能性が高い。ひとまずイタリアで良い滑り出しを見せている日本代表DFだが、来冬は彼の今後のキャリア形成に関わる重要な時期となるかもしれない。
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