アヤックスが生んだ“ワンダーボーイ”忘れないで 今季こそセリエAで覚醒の時

ローマでプレイするクライファート photo/Getty Images

2年目の大ブレイクへ

今夏にアヤックスはMFフレンキー・デ・ヨングをバルセロナへ、DFマタイス・デ・リフトをユヴェントスへ売却。昨季のチャンピオンズリーグ・ベスト4入りに貢献した2人のヤングスターは新天地でも大きな注目を集めている。

しかし、2018年夏にアヤックスから羽ばたいた1人の才能も忘れてはならない。今年5月に20歳を迎えたFWジャスティン・クライファートだ。クライファートといえばバルセロナなどで活躍した元オランダ代表FWパトリック・クライファートを父に持つことで有名なアタッカーで、昨夏ローマへの移籍を果たした。

ややステップアップするのが早いのではと言われていたのだが、実際昨季はローマで少々苦いシーズンを過ごすことになった。途中出場も多く、結局リーグ戦1得点でシーズンを終えている。やや影が薄くなってしまったが、今季の立ち上がりは一味違う。今季は開幕から2試合続けて先発出場しており、クライファートも今季こそはと燃えているのだ。
伊『Calciomercato』によると、クライファートは全てが正しい方向へ向かっていると信じているようで、昨季とは違うシーズンにすると語る。

「アヤックスでの10年間で学んだのは、もっとやれるということ。今ではより完璧な選手へとなっている。常にドリブルするのではなく、効果的にエネルギーを使うようにして全体的に良くなっている。戦術的に成長した。それが僕を良いフットボーラーにしたんだ」

「昨季は10分や20分しかプレイしないこともあったけど、今季は2試合ともスタメンだ。前節のラツィオ戦でもプレイしたけど、昨季はこのような重要なゲームには出場できなかったからね。全ては正しく進んでいるよ」

クライファートはオランダ代表でも重要な存在になれるだけの素質は備えている。デ・ヨング、デ・リフトに話題を奪われたところはあるが、クライファートもアヤックスが生んだワンダーボーイの1人だ。今季狙うは2度目の大ブレイクだ。

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