2012年大会以来のEURO制覇を目指すスペイン代表にとって、当面の大きな課題はセルヒオ・ラモスの相棒探しと得点力のあるセンターフォワードを見つけることにある。
29日にはEURO2020予選のルーマニア、フェロー諸島戦へ向けたメンバーが発表されたが、スペイン『MARCA』も前述した2つの課題を気にかけている。
まずセンターバックを務めるラモスの相棒だが、今回の代表メンバーには今年6月のU-21欧州選手権を制した22歳のDFウナイ・ヌニェスが選ばれている。すでにアスレティック・ビルバオでも主力となっており、今季も開幕から2試合にスタメン出場している期待のホープだ。
同メディアはまだアトレティコ・マドリードへ移籍したマリオ・エルモソ、レアル・ソシエダのディエゴ・ジョレンテの方が序列は上と評価しているが、EURO2020本選までにヌニェスをテストできるのは大きい。ラモスの相棒をしっかりと固めておくことは本選へ向けた大きな課題だ。
次にセンターフォワードだが、ここにも同じく今夏のU-21欧州選手権制覇を果たしたレアル・ソシエダ所属FWミケル・オヤルサバルが召集されている。とはいえ、EURO2008や2010南アフリカワールドカップを制したスペインにはダビド・ビジャ&フェルナンド・トーレスという絶対的軸がいた。当時に比べると破壊力は明らかに落ちている。
セルタのエースであるイアゴ・アスパスは得点力のある選手ではあるが、今回はメンバー外となっている。さらにジエゴ・コスタについても同メディアは信頼を失っていると分析しており、実質今回のメンバーで頼れるのはドルトムントのパコ・アルカセルとバレンシアのロドリゴ・モレノということになる。最前線を誰に託すのか。これもEURO本選へ向けた課題となる。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/