頭の後ろに目がついている!? プレミアで名を馳せる22歳のワールドクラスMF

レスターで輝きを放つマディソン photo/Getty Images

元同僚も素質に驚愕

世界最高峰のリーグとして知られるイングランド・プレミアリーグ。“ビッグ6”と呼ばれるメガクラブの存在が注目されがちだが、同リーグは中堅や下位チームにも高いクオリティを備えた選手が多く在籍している。その一例として、レスターに所属するMFジェイムズ・マディソンの名を聞いたことがある人も多いだろう。

現在22歳のマディソンは昨夏に当時2部のノリッジからレスターに加入。加入直後から即座に主力に定着した。チャンスメイカー、ゴールゲッターどちらにおいても一級品になれる素質を備え、昨季はプレミアで7ゴール7アシストを記録。加入時には当時のクロード・ピュエル監督をして「どうしても欲しかった選手。不動の地位を築くかもしれない」と言わしめたほどの逸材で、現在は前指揮官の言葉通りチームで不動の地位を築いている。

そんな“レスターの心臓”とも言える若手MFの素質には、昨季までチームメイトだったDFダニー・シンプソンも舌を巻く。同選手はマディソンがすでにワールドクラスの選手と主張し、今後さらに成長するだろうと次のように語った。
「私にとって彼はワールドクラスの選手だ。正直、私だけでなくイングランド中の選手がそう思っていることだろうね。彼はもっと良い選手になると思うよ。マディソンは狭いエリア、適切なスペースに入っていくことができる。そして、まるで頭の後ろに目がついているみたいなんだ。彼はボールを受け取ってからターンして、相手DFの足が届かないところにボールを置く。彼のビジョンとパスセンスは素晴らしいよ」

シンプソンがこのように語ったことを英『Daily Mirorr』が伝えている。そして同時に、彼はマディソンがいずれビッグクラブへ旅立つだろうと予言。自身の古巣であるマンチェスター・ユナイテッドはこの22歳を獲得することで、劇的に攻撃が改善するだろうと自身の考えを述べている。

今夏の移籍も噂されたマディソンだが、ひとまず今季はレスターで戦い続けることを選択している。はたして将来、この俊英MFがビッグクラブで輝く時は来るのだろうか。移籍を決断する際には、激しい争奪戦が展開されることとなりそうだ。

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