現地時間24日に行われたプレミアリーグ第3節でアーセナルとの“ビッグ6”対決に勝利したリヴァプール。序盤こそアーセナルの鋭いカウンターに手を焼く場面も見受けられたが、終わってみれば3-1の完勝。開幕3連勝を飾り、昨季と変わらぬ実力を示している。今季も盤石に思えるが、彼らには唯一の心配事があるとクラブOBのマーク・ローレンソン氏は主張する。
それは怪我で戦線を離脱しているGKアリソン・ベッカーの代役として、現在ゴールマウスを守っているGKアドリアンのパフォーマンスだ。アドリアンは第2節のサウサンプトン戦で今季初出場を果たすも、失点に直結する凡ミスを犯した。アーセナル戦でも少々判断の甘い場面が散見され、完全にフィットしているとは言い難い。この状況にローレンソン氏は一抹の不安を覚えている。
「私はGKを心配している。彼はサウサンプトン戦でミスを犯した。少しだけど気がかりだよ。彼が経験のある選手だということは理解しているが、どのクラブも獲得に名乗りを上げなかったのには理由がある。アドリアンがリヴァプールの選手とプレイしていなかったのはわかるけど、プレイのほとんどは彼自身の判断なんだ。いつ合流したかは関係ない。アリソンの復帰はおそらく(9月の)代表ウィーク明けになるだろうから、監督は彼を使い続けるだろう。心配だよ」
ローレンソン氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。ここまで攻撃陣が好調なリヴァプールだからこそ勝敗に直結はしていないが、同氏は競った試合でアドリアンにゴールマウスを託すのは危険と考えているようだ。
リヴァプールの不安要素として名指しされてしまったアドリアン。はたして、彼はアリソン復帰までの間に評価を回復することができるのだろうか。まずは今季初のクリーンシートを目指したいところだ。
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