24日に行われたプレミアリーグ第3節、リヴァプールVSアーセナルの首位攻防戦は3-1でホームのリヴァプールが勝利を収めた。開幕2連勝同士の対決とあって注目が集まったが、内容的にリヴァプールの方が充実していた。
アーセナルを指揮するウナイ・エメリもこの一戦に策を練ってきたのだが、期待していたほどフィットしなかったイメージだ。システムは[4-3-1-2]で組み、ボール奪ったら前線のニコラ・ペペとピエール・エメリク・オバメヤンを走らせる。エメリの意図はこんなところだが、結果的には3失点だ。
英『Daily Mail』によると、リヴァプールでのプレイ経験もあるダニー・マーフィー氏はアーセナルの選んだシステムに問題があったと見ている。中盤をダイヤモンドの形にしながら守備重視で戦うのは難しく、またこの戦い方でダニ・セバージョスを起用する必要があったのかも疑問視している。
「個人的な経験としては、ダイヤモンド型の中盤はポゼッションを求めたい時にのみ機能するものだ。おそらくは先週のゲームでセバージョスが良かったから、2トップの背後で起用するのがふさわしいと考えたのだろう。だが、エミレーツでのバーンリー戦とアンフィールドでのリヴァプール戦は異なる。ダイヤモンド型はボールを持ちたい時に機能する。リヴァプールを止めたい時ではなくね」
序盤は中央を固めて無失点を続けていたが、アーセナルの戦い方ではサイドバックの攻め上がりへの対応が遅れてしまう。ここから無数のクロスを上げられることになり、最終的にはセットプレイから失点を許してしまった。こうした戦い方で先制点を奪われるのは苦しい。前半に何度かあったペペの決定機が1つでも決まっていれば状況は変わったのだろうが、最終的にはリヴァプールにリズムを掴まれてしまった。
セバージョスもバーンリー戦のような輝きを放つことはできず、何とも苦い敗北だ。エメリの戦術プラン、選手の起用法には誤りがあったのだろうか。
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