アセンシオ、カルバハルに続け! 久保建英が目指したい“早期成功”の道

マジョルカにレンタル移籍する久保 photo/Getty Images

スペイン紙もレンタルの成功or失敗に注目

スター選手が揃うレアル・マドリードで若い選手が出場機会を掴むのは簡単ではない。アピールするためにも他クラブにレンタル移籍し、そこで実力を証明して戻ってくるなど、武者修行期間が必要となるケースがほとんどだ。

今夏レアルに加わった日本代表MF久保建英も同じ道を辿ることになる。久保は同じリーガ・エスパニョーラのマジョルカにレンタル移籍することになり、まずはここでスタメン確保を狙っていくことになる。マジョルカで結果を出せば、レアルでのポジション確保も見えてくる。

スペイン『as』も久保のレンタル移籍に注目しており、成功パターンと失敗パターンのどちらになるかを気にしている。成功パターンとして紹介されているのは、エスパニョールへのレンタル移籍で結果を残したFWマルコ・アセンシオ、MFルーカス・バスケス、さらに国外クラブでの成功例としてドイツのレヴァークーゼンにレンタル移籍していたサイドバックのダニエル・カルバハルも有名な存在だ。
彼らはレンタル先で出場機会を確保し、レアル復帰へと繋げた。彼らは近年を代表する成功例と言っていいだろう。同じくドイツではドルトムントにレンタル移籍しているDFアクラフ・ハキミも評価を高めており、近いうちにレアルで戦力となるはずだ。

一方で失敗ケースもある。レアル・ソシエダにレンタル移籍していたものの、結局今夏にレアルを離れることになった左サイドバックのテオ・エルナンデス、ヴォルフスブルク、レバンテとレンタル移籍を続けるFWボルハ・マヨラル、昨季オランダのフィテッセでは結果を出したと評価されるも、その前のヘーレンフェーンへのレンタル移籍はパッとしなかったと指摘されているノルウェーの神童MFマルティン・ウーデゴーも失敗ケースに含められている。今季もソシエダにレンタル移籍することになっており、レアル復帰までにかなり時間がかかってしまっている。

「今こそ久保は能力を証明する時だ。日本の若いMFには、マジョルカで素晴らしいシーズンを送るための全てが備わっている」と同メディアは伝えており、久保としては早い段階でレアルの戦力になりたいところ。いきなりスペイン国内にレンタル移籍できたのも大きく、レアルもしっかりと追いかけ続けることだろう。まずはファーストステップといったところだが、マジョルカで才能を示せるか。同じレフティーとしてはアセンシオのように成功例となりたいところだ。

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