拙守のマンUを変えた“魔術師” 驚異のスタッツを英メディア絶賛

ウォルバーハンプトン戦で驚異のスタッツを記録したワン・ビサカ(右) photo/Getty Images

対人守備で抜群の安定感 

今季開幕前にクリスタル・パレスからマンチェスター・ユナイテッドへの完全移籍を果たしたDFアーロン・ワン・ビサカ(21歳/U-21イングランド代表)。プレシーズンより同クラブの右サイドバックとして定着し、今季のリーグ戦2試合消化時点でフル出場中の同選手への評価がうなぎ登りだ。

現地時間19日のプレミアリーグ第2節(ウォルバーハンプトン戦)終了後、英『squawka』は「アーロン・ワン・ビサカは魔術師だ」という小見出しで同選手を絶賛。「マンチェスター・ユナイテッドは昨シーズンのリーグ戦で54失点と凄惨な守備を見せていたが、彼が魔法をかけた。彼はウォルバーハンプトン戦で9回のタックルを記録し、相手のカウンターを独力で数えきれないほど止めてみせた」と、自軍の守備を引き締めた同選手へ惜しみない賛辞を贈っている。

また、スポーツデータサイト『Sofa Score』によると、同選手はウォルバーハンプトン戦で試みた9回のタックルのうち、7回を成功させている。この成功数は同試合に出場した両軍のフィールドプレイヤーのなかで最多の値だ。昨シーズンは最終ラインの面々のスピード不足が災いし、相手のカウンターから失点を重ねてしまったマンチェスター・ユナイテッドだが、ワン・ビサカの加入で右サイドの守備が安定。同選手が持ち前の快足で広大なスペースをカバーしているほか、頑強な肉体を活かし、幾度となくボールホルダーを強襲している。近年著しい成長を見せている同選手だが、1シーズンを通じて好調を維持できるかに注目したいところだ。
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