寝坊、食生活、怪我で228日離脱…… 才能活かせぬ“ネイマールの後継者”

バルセロナのデンベレ photo/Getty Images

ポテンシャルは抜群なのだが……

2017年夏にネイマールをパリ・サンジェルマンに売却したバルセロナは、後継者候補としてウスマン・デンベレをドルトムントから引き抜いた。デンベレ獲得にかかった移籍金は1億ユーロを超えており、若きアタッカーにかかる期待は大きかった。

しかし、英『Daily Mail』はいわゆる「ネイマール・マネー」で獲得されたデンベレは期待に応えていないと手厳しい。好調時はネイマール以上とも思えるパフォーマンスを披露してくれるのだが、好不調の波が激しい。またクラブを悩ませてきたのは私生活の部分だ。

バルセロナ加入当初から食生活は問題視されており、フットボーラーらしくない食生活をしていると指摘されたこともある。バルセロナもデンベレにシェフをつけるなど手を打っており、体調管理に努めてきた。
その次は夜遊びだ。夜遅くまでテレビゲームをしていて翌日のトレーニングに遅刻するなど、プロフェッショナルさに欠ける部分があった。先日も開幕節のアスレティック・ビルバオ戦で足に違和感を覚えていたものの、クラブが指定した翌日の検査に姿を現さなかったと報道されるなど、バルセロナはどこかデンベレに振り回されてきた。

怪我も多く、これまで負傷離脱した回数は7回。同メディアによれば、デンベレはバルセロナに加わってから合計228日間も負傷離脱していることになるという。ビルバオ戦でハムストリングを傷めたため、今回も1か月ほど離脱すると見られている。

デンベレの代理人を務めるムサ・シソコ氏は今夏デンベレが1000%残留するとコメントしていたが、同メディアはバルセロナの全員が残留を望んでいるわけではないと厳しい。少なくともネイマールの穴を埋めたとは言えないはずだが、デンベレはここから奮起できるのか。サポーターも満足はしていないだろう。

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