[MIXゾーン]王者・川崎を苦しめた松本山雅らしさ 反町監督が感じる後半戦への手応え

タッチライン際から指示を飛ばす反町監督 photo/Getty Images

「現段階では最高のやり方」

松本山雅FCは4日、明治安田生命J1リーグ第21節で川崎フロンターレの本拠地へ乗り込んだ。

川崎に終始ボールを支配されたが、松本は持ち前のハードワークと[5-4]のブロックを敷く粘り強い守備を遺憾なく披露。得点こそ奪うことはできなかったが、最後まで集中力を切らさず、ほどんと危ないシーンを作られないままスコアレスドローで試合終了のホイッスルを迎えた。J1残留へ向けて、王者を相手にアウェイで強調な勝ち点「1」をゲットしている。

試合後、記者会見へ臨んだ松本の反町康治監督は、川崎を苦しめたこの日のサッカーに手応えを感じたようだ。まず、最後まで戦い抜いた選手たちを「我々にとっては消耗戦になるという感じでずっと準備をしてきて、実際そのとおりになりました。この高温多湿の中、最後まで足を止めないでよく頑張ったなと思います。特に新しく入ってきたFW阪野(豊史)は前線からチェイスしたり、向こうの攻撃を限定することで、かなりボランチを含めた中盤の選手は負担が少なくなったのかなと思います」と称えた。
その上で「何回かあったチャンスを生かせれば良かったんですが、昨年の日本のチャンピオンとはまだ差があることは十分わかっていますし、そうした中でも勝点を取らないといけない我々の現状を考えると、今日のやり方が現段階では最高のやり方だったかなとは感じています」とコメント。さらに「前半戦を終えてから後半に入って、少しずつですけどパフォーマンスも良くなってきていると正直思っています。まだまだ足りないところはありますけど、これからどんどん改善して、我々らしさを全面的に出して頑張っていきたいです」とも明かした。

現在残留圏内の15位ヴィッセル神戸と、勝ち点差「3」の16位となっている松本。川崎戦で見せたサッカーを継続し、後半戦の巻き返しを狙う。

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