FIFAから今後2度の移籍市場における補強禁止処分を受けたため、今季は新加入選手なしで戦うこととなるチェルシー。しかし、実際には他クラブへレンタルに出していた有望な若手を呼び戻すことで新たな力はチームに加わっている。彼らが今季ブレイクすれば、処分が明けた後でもそこまで補強に奔走する必要はなくなるだろう。
ジョゼ・モウリーニョ氏もチェルシーのレンタル帰還組には期待を寄せているようだ。英『Sky Sports』のインタビューに登場した同氏は、チェルシーがその中でも今後特に注目すべき選手として下部組織出身の2名を挙げている。
「どんな監督だってアカデミー出身の選手が好きだ。それに関して、チェルシーはスペシャルなクラブだね。例を挙げてみようか。センターバックを必要とするならクルト・ズマがいる。チェルシーは補強禁止処分が明けても、彼がいる限りセンターバックを買う必要はないね。そして若いストライカーが欲しいなら、タミー・エイブラハムがいる。彼はクラブのことをよく知っている。クラブが育て上げ、クラブに教育を受けた選手だからね。彼はすでにプレミアリーグ何試合かプレイしているし、高いレベルにあるよ。戦う準備はできているね」
ズマは昨季エヴァートンでプレイ。リーグ戦32試合に出場し、チームの主力として最終ラインに君臨した。スタメンを張る選手としては申し分ないだろう。エイブラハムはチャンピオンシップ(英2部)のアストン・ヴィラで25ゴールを挙げた。2016-17シーズンには当時のレンタル先であるブリストル・シティで26ゴールをマークし、チャンピオンシップにおける10代の最多得点記録を更新している。もはや2部のカテゴリには収まりきらない才能を見せつけているだけに、若いながらも即戦力として期待できる存在だ。
はたして、今回モウリーニョが名前を挙げた2名は長くチェルシーで活躍し続けることができるのか。補強禁止など忘れさせるほどの好パフォーマンスを披露してほしいところだ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)、最新号を無料で公開中!
日本初の電子サッカーマガジンtheWORLD(ザ・ワールド)。最新号は、本誌初のJリーグ特集! 名古屋グランパスの風間監督、大分トリニータの片野坂監督の独占ロングインタビューも奪取しました!!
こちらから無料でお読みいただけます
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=358/