C・ロナウドいなければ評価変わってた? ベイルの成績は称賛されるべきだ

去就注目集めるベイル photo/Getty Images

残した数字はお見事

中国へ向かうかと思えば、一転して移籍が白紙になったと報道されるなど、レアル・マドリードFWガレス・ベイルの去就問題は揺れに揺れている。指揮官ジネディーヌ・ジダンの構想に入っていないのは明らかなのだが、高給取りゆえかベイル獲得に名乗りを挙げるクラブも少ないのが現状だ。

しかし、本当にベイルはレアルにとって不要な存在なのだろうか。今夏にはエデン・アザールとルカ・ヨビッチが加わって前線に厚みが増したものの、レフティーのマルコ・アセンシオが大怪我を負ってしまった。ベイルが活躍できる場所はあるはずだ。

『90min』も、「レアル残留にふさわしいアメイジングなデータがある」と紹介。ベイルがレアルで記録してきたデータから、チャンスを与えられるにふさわしいと取り上げているのだ。
まず最初は得点数だ。ベイルは2013年にレアルへ加入し、それからの6シーズンで計102のゴールを挙げてきた。これはあの元祖怪物FWロナウドとも2点しか変わらない。ロナウドの場合は5シーズンで104得点を記録しているため、ベイルよりもハイペースだ。それでもベイルが決めてきた得点数は称えられるべきだろう。

またリーガ・エスパニョーラでベイルは得点とアシスト合わせて116のゴールに深く関わっているが、この数字は2013年以降ではリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ルイス・スアレス、カリム・ベンゼマ、アントワーヌ・グリーズマンに次ぐ数字だという。同メディアはレアルでクリスティアーノ・ロナウドとチームメイトだったことが不運だと伝えており、ロナウドと比較されてしまったのはベイルにとっても辛かった。2013年からベイル中心のチームであれば、批判を浴びる機会はもう少し減っていたはずだ。

リーガ・エスパニョーラでは155試合に出場して78得点の数字を残しており、これは英国人選手としては最多の数字だ。元イングランド代表デイビッド・ベッカムらを上回り、スペインで最も成功を収めた英国人選手と同メディアは絶賛している。チャンピオンズリーグも4度制し、リーグタイトルにスペイン国王杯も獲った。怪我は多いが、言うことなしの成績だろう。

コンディションさえ整っていれば戦力となるはずなのだが、負傷したアセンシオの代役にベイルを試す案は存在しないのか。

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