今季チェルシーの攻撃を中盤から引っ張っていくのは誰になるのか。28日に行われたレディングとのトレーニングマッチでは、2人のMFが結果を残してみせた。
1人は、指揮官フランク・ランパードが現役時代に着用していた8番を背負うロス・バークリーだ。バークリーは8番を任されるなど期待は受けているのだが、これまでチェルシーでは本領を発揮できていない。2018年冬に加入したものの、当初は怪我が続いて思うような結果を残せなかった。
昨季はマウリツィオ・サッリがマテオ・コバチッチとバークリーをローテーションさせる起用法を採用したため、昨季もどこか消化不良だった。ランパードが指揮官に就任した今季こそブレイクしたいところで、レディング戦では華麗なフリーキックから得点を記録。ランパードにも好印象を与えたはずだ。
しかし英『Daily Mail』は、トップ下の位置を巡ってポジション争いが起こると伝えている。レディング戦で結果を残したもう1人のMF、20歳のメイソン・マウントの存在だ。
マウントは昨季レンタル先のダービー・カウンティでランパードと共闘しており、ランパードもマウントの特長をよく理解している。マウントはレディング戦で途中出場から2得点を挙げており、こちらも仕上がりは上々だ。バークリーVSマウントの争いは熾烈なものとなるはずで、同メディアもこの戦いに注目している。
チェルシーはFIFAから今夏の補強を禁止されているが、レンタル組のマウントなど楽しみな人材は多い。中盤にはタレントが揃っており、補強禁止処分を受けているチームとは思えぬ陣容だ。プレシーズンで結果を残すバークリーとマウントがどこまで結果を出せるのか。これは今季チェルシーの大きなポイントになるかもしれない。
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