2018-19シーズン、リヴァプールを14年ぶりとなるチャンピオンズリーグ制覇に導いたユルゲン・クロップ監督。欧州でも指折りの指揮官として知られる同監督は優秀な戦術家としての側面だけなく、その明るいキャラクターでチームに活気をもたらすモチベーターとしても有名だ。彼の下でプレイする選手の多くは皆、口をそろえて「素晴らしい人物」とこの指揮官のことを絶賛する。
そんな人たらしのクロップに魅せられた選手がまたひとり。かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍し、現在MLSのD.C.ユナイテッドでプレイしている元イングランド代表FWウェイン・ルーニーだ。英『Daily Mail』によると、ルーニーはクロップの下でプレイした経験がないにもかかわらず、この指揮官のことを称賛している。
「ユルゲンはすべてのプロ選手が彼の下でプレイしたいと思っている監督だよ。選手たちが彼と一緒にいることでどれほど楽しんでいることか。僕は彼に数回会ったことがあるけど本当に素晴らしい人物だよ。だけど、彼が犯した唯一の過ちはリヴァプールで働いていることかな! そこで成功も収めたし。僕はクロップと彼がこれまで成し遂げてきたことをとてもリスペクトしているよ。リヴァプールだけでなく、ドルトムント時代も含めてだ」
どうやらエヴァートンでプレイした経験のあるルーニーは、クロップがリヴァプールで成功を収めたことだけがお気に召さないようだ。マージーサイドを離れてもチーム愛を忘れないあたり、ルーニーは生粋のエヴァトニアンと言えよう。
そんなルーニーからライバルという垣根を越えて称賛の言葉を贈られたクロップ。先日は今季限りで引退した元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーが「クロップはキャリアの中で最高の賛辞を贈ってくれた」と感謝のコメントを残している。彼らのほかにもクロップの下でプレイしてみたいと思っている選手は多くいるはず。リヴァプールはこのドイツ人指揮官がいる限り、選手補強に悩むことは少ないかもしれない。
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