[移籍]鈴木優磨、葛藤の末に決めた海外挑戦への想い「年齢を考えるとラストチャンス」

シント・トロイデンへの移籍を決めた鈴木優磨 photo/Getty Images

シント・トロイデンへ完全移籍

鹿島アントラーズは15日、同クラブに所属するFW鈴木優磨がシント・トロイデン(ベルギー1部)へ完全移籍することで基本合意に至ったと発表した。なお、現地で行われるメディカルチェックなどを経て、正式契約を結ぶという。

現在23歳の鈴木は小学生時代に鹿島へ入団すると、ジュニアユース、ユースと着時に力をつけてステップアップを果たし、2015年にトップチームへ昇格。同年9月に行われたガンバ大阪戦で待望のJ1デビューを飾り、初ゴールを記録した。そして2年目となる2016シーズンからは主力として活躍し、昨シーズンはクラブ史上初のアジア制覇に大きく貢献。今季は昨季終盤の怪我の影響でここまで出番はなかったが、これまでJ1通算96試合27得点、J3通算9試合3得点、リーグ杯通算11試合2得点、天皇杯通算16試合8得点、ACL通算22試合6得点、クラブW杯通算3試合1得点などといった成績を残している。

鈴木はクラブの公式サイトを通じて「この度、シントトロイデンVVに移籍することになりました。シーズン中の移籍になりますが、自分の年齢を考えるとラストチャンスになると思い、挑戦を決断しました。ここ何年かは、海外でやりたい気持ちと鹿島でやりたい気持ちが入り混じっていました。同世代の海外で活躍している選手たちを見て、何をしているんだろうと思う時もありました。でも、今は鹿島で今日まで続けてきて良かったと、はっきり言えます。自分に携わってくれた方々のおかげで、人としても選手としても成長できました。必ず、ヨーロッパに行ってもっともっと成長した姿をみんなに見せます! 最後に、僕にとってこのクラブは特別であり、ホームです。どこにいようが、このクラブは僕の心の中にあり続けます。小学生から17年間、ありがとうございました。行ってきます」とコメントした。
若きサムライがまた一人海外へと旅立つ。鈴木は自慢の闘争心や野心に飢えたプレイで海外でも輝きを放つことができるのか。今後の活躍に注目だ。


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