開催国ブラジル代表の優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ2019。リオネル・メッシやハメス・ロドリゲス 、ルイス・スアレスといった世界的に名が知られている選手たちのパフォーマンスも注目を集めていたが、こうした短期決戦では想像以上のブレイクを果たす選手が出てくるものだ。
そこでスペイン『MARCA』は、今回のコパ・アメリカで評価を一気に上げた選手たちを5名リストアップしている。
1.エベルトン・ソアレス(ブラジル/FW/23歳)
ネイマール不在の中、左サイドから爆発的な加速を武器とした突破を披露したのがグレミオに所属するエベルトンだ。今大会は3得点を記録しており、同メディアも大会最高の選手の1人だったと絶賛している。欧州クラブが今大会のパフォーマンスで目の色を変えたのは間違いない。
2.エディソン・フローレス(ペルー/MF/25歳)
ロシアワールドカップへの出場も果たしたペルーは、今回のコパ・アメリカでも成長中であることを証明してみせた。予想を上回るファイナル進出を果たし、その中で2得点を決めたフローレスも評価を上げている。現在フローレスはメキシコのモナルアス・モレリアでプレイしているが、同メディアはもっと上のレベルでやれると才能を称えている。
3.ペドロ・ガジェセ(ペルー/GK/29歳)
ペルーは攻撃で相手を圧倒するチームではないため、格上との対戦では守備陣の働きが重要になる。守護神ガジェセはそれを支える1人で、今大会は3試合でクリーンシートを達成。ウルグアイとのPK戦ではスアレスのキックを見事にストップしている。
4.エリック・プルガル(チリ/MF/25歳)
所属するボローニャでのパフォーマンスも評価されていたが、今大会でさらに評価を上げることに成功した。中盤の底で確実に攻撃の芽を摘む能力に欧州の強豪クラブが興味を示しており、セビージャやナポリがチェックしているとされている。今後のチリに欠かせぬキーマンの1人と言えよう。
5.ステファン・メディーナ(コロンビア/DF/27歳)
コロンビアではアトレティコ・マドリードに所属するサンティアゴ・アリアスが右サイドバックを務めてきたが、今大会はフィットネスの問題もあってメディーナが右サイドバックのポジションを掴むことになった。メディーナはセンターバックもこなすことができ、現在コロンビアを指揮するカルロス・ケイロスはその守備力を評価している。サイドバックに攻撃より守備を求めるあたりがケイロスらしさか。今大会を機に右サイドバックの序列が変わるかもしれない。
今回紹介された4選手のうち、欧州でプレイしているのはボローニャのプルガルのみ。エベルトンやフローレスに関心を示す欧州クラブも出てくるはずで、今大会でブレイクしたNewスターたちの今後に注目だ。