日本の大金星を潰した魂のヘッド ウルグアイを支える”ゴディンの後継者”

ヘディング弾決めたヒメネス photo/Getty Images

その勝負強さはゴディン譲り

ウルグアイ相手に日本代表がコパ・アメリカで勝利を収めることができるかもしれない。その期待を打ち砕いたのは、ウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスだった。66分、ヒメネスはコーナーキックに頭で飛び込んでゴールネットを揺らし、貴重な同点弾を記録した。スペイン『MARCA』は、そのヒメネスをウルグアイの新たなリーダーと称えている。

ウルグアイといえば堅守が1つの武器だが、それを支えてきたのはヒメネスと同じアトレティコ・マドリードでプレイしてきたDFディエゴ・ゴディンだ。代表で129試合戦ってきた闘将は、常に体を張ってチームを鼓舞してきた。33歳になった今でもウルグアイの中心選手の1人なのは間違いない。

しかし、ヒメネスはそのゴディン以上に存在感を放つ選手になれるかもしれない。ゴディンはセットプレイで空中戦の脅威となってきた選手だが、ヒメネスは日本戦でのゴールでゴディンの代表通算得点数に早くも並んだのだ。ゴディンは129試合で8得点なのに対し、ヒメネスは52試合をプレイして8得点。セットプレイでの存在感はゴディン以上と言ってもいいだろう。
思えば昨夏のロシアワールドカップでも、ヒメネスはグループステージのエジプト代表戦の試合終了間際にヘディングから決勝点を挙げている。大事な場面でヘディング弾を突き刺す姿はゴディンの後継者と呼ぶにふさわしい。

もちろんセンターバックの本職は守備で、得点数だけで判断することはできない。しかしヒメネスが苦しい時にチームを救える勝負強さを持っているのは間違いない。24歳のヒメネスは今後ますますウルグアイ代表に欠かせぬ存在となっていくことだろう。

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