今季ローマで大ブレイクを果たしたMFニコロ・ザニオーロ。19歳にしてイタリア代表にも選出されているザニオーロには、ユヴェントスを筆頭に複数の欧州ビッグクラブが関心を寄せていると現地で連日報じられている。残留が基本路線との噂もあるが、ローマの出方次第ではまだ移籍する可能性があるという。
そう示唆したのはザニオーロの父親であるイゴール氏。伊『Centro Suono Sport』のインタビューに応じた同氏は、息子の去就について次のように語った。
「ニコロには4年の契約がある。彼が退団する理由はないよ。でも経営陣に問題があれば、その限りではないね。現時点では、まだ誰と話すべきかわからないんだ。新しいスポーツディレクターがまだ決まっていないしね。決定したら私たちが最初に呼ばれることになるだろう」
やはり、最優先はローマ残留のようだ。ひとまずは一安心といったところか。しかしここ最近、ローマはダニエレ・デ・ロッシやフランチェスコ・トッティといった功労者をあっさりと手放している。何か考えあってのことだろうが、この不可解な動きに不信感を持っているファンは多い。イゴール氏はそのことを懸念して、退団の可能性を排除しきれていないのかもしれない。
現地では利き足こそ違えど“NEWトッティ”と称されているザニオーロ。新たなクラブのアイドルとしてその人気は高いだけに、流出となればロマニスタの反発は免れないだろう。はたして、この19歳は来季どこでプレイすることとなるのか。
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