中盤の構成に異議あり
15日にコパ・アメリカ2019開幕節でボリビア代表と対戦したブラジル代表は、後半の3得点で3-0の勝利を収めた。重要な初戦でしっかりと勝ち点3を獲得できたのは大きいが、サポーター全員が納得のいく内容というわけではなかった。
中でもサポーターが納得していないのは、中盤から前線へと繋げる攻撃部分だ。ブラジルは直前の親善試合でバルセロナ所属MFアルトゥール・メロが負傷してしまい、ボリビア戦は回避した。第2戦のベネズエラ戦には間に合うのではと見られているが、アルトゥール不在だったブラジルはボリビア戦でカゼミロとフェルナンジーニョを同時起用するやり方を採用した。
このコンビの評判が良くない。英『TalkSport』がサポーターの反応をまとめているが、2人は所属クラブでアンカーを務めている守備的MFだ。創造性あるパスを出すタイプではなく、同時起用は機能しないとサポーターは感じている。
「なぜブラジルはフェルナンジーニョとカゼミロを同時起用したのか。しかも相手はボリビアだ」
「ボリビアのような相手にフェルナンジーニョとカゼミロは不要だ。アルトゥールが先発すべき」
「2人の同時起用は機能しない。2人ともリカバリーには強みがあるが、攻撃部分では武器とならない。それこそブラジルが中盤から前へ進むのに苦労した理由」
今回は相手が格下のボリビアだったこともあるが、サポーターの多くは守備的MF1枚とゲームメイカーの起用を希望している。とはいえ今回の招集メンバーでゲームメイカーと呼べるのはアルトゥール、ルーカス・パケタくらいだ。3-0と快勝したが、サポーターはもっと攻撃がスムーズに進むことを望んでいる。中盤の構成は変えていくべきなのかもしれない。