今季のセリエAでサプライズを起こしたチームといえば、3位に入ったアタランタだ。優勝ユヴェントス、2位ナポリまでは例年通りだが、3位に中堅クラブと考えられていたアタランタが入ってきたのは想定外だった。
来季アタランタはチャンピオンズリーグにチャレンジすることになり、このサプライズが欧州でも続くのか非常に楽しみだ。今夏にも補強はあるだろうが、現段階でのキーマンは誰になるのか。『90min』がアタランタの快進撃を支えた選手たちを数名紹介している。彼らのことは来季へ向けて覚えておいてもいいだろう。
1.ドゥバン・サパタ
コロンビアの大型FWサパタ抜きで今季の快進撃は語れない。今季はクリスティアーノ・ロナウドをも上回る23得点を決めており、サパタの爆発こそアタランタ躍進の理由だ。来季もアタランタが快進撃を続けるためには、複数クラブから狙われるサパタの残留が絶対条件となる。
2.アレハンドロ・ゴメス
サイズのある選手が揃うアタランタにおいて、165cmのゴメスはかなり小柄だ。しかし10番を背負うチャンスメイカーのゴメスは、セリエAでも屈指のテクニックを誇る。2014年からアタランタでプレイしており、苦しい時もチームを支えてきたレジェンドだ。
3.マルテン・デ・ローン
今季リーグ戦35試合に出場したデ・ローンは、相手のキーマンを潰すべく中盤で走り続けた。デ・ローンは2015年の夏に1度アタランタに加入したのだが、1年後にはイングランドのミドルズブラに移籍。ところがその1年後に再びアタランタに戻ってくることになった。今では重要な戦力となっており、来季もキーマン潰しへ欠かせない存在だ。
4.ティモシー・カスターニュ
今季のアタランタは3バックを継続しており、ウイングバックの選手の攻撃参加は非常に重要だ。カスターニュは今季4得点3アシストと得点に絡んでおり、ウイングバックもペナルティエリアまで入っていく。チャンピオンズリーグでも超攻撃サッカーを貫いてほしいところ。
5.ジャンルカ・マンチーニ
インテルなどで活躍したマルコ・マテラッツィと比較されるマンチーニも今季大きく成長したセンターバックの1人だ。セットプレイにも強さがあり、今季は5得点を記録している。23歳と伸び盛りで、イタリアのA代表でポジション確保を狙える逸材だ。
指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニの攻撃的なサッカーは大きな話題を呼び、チャンピオンズリーグでどんなフットボールを展開してくれるのか楽しみだ。