U-22日本、GL突破はほぼ確実も…… 強豪相手の3連勝はならず

神谷も決定的な仕事はできなかった(写真は昨年のもの) photo/Getty Images

一瞬の隙を突かれて失点

U-22日本代表は7日、トゥーロン国際大会グループAの第3節で、U-19ポルトガル代表と対戦した。

強風の吹くなかキックオフされたゲーム。ポルトガルは日本の3バックに対し前線の3枚を当てて立ち上がりにプレッシャーをかけるが、日本はややイージーなミスを見せながらもボールをさばき、次第にペースをつかむ。

神谷、伊藤らが積極的にスペースでボールを受け、チャンスを作り出そうとする日本。しかしなかなかシュートまで結びつけることができず、決定機は訪れない。初先発の小松も最前線で起点となるべく動くものの、ストロングポイントの高さや強さを発揮する場面はあまり見られなかった。前半はスコアレスで折り返す。
後半の立ち上がり、日本は積極的な前線からのプレスを仕掛けてポルトガルゴールを脅かす。しかしここでもゴールネットを揺らすには至らず。ポルトガルにさほど危険なシーンは作らせないものの、ゲームはなかなか動かない。日本は最前線に小川を投入し、状況の打開を図る。

小川のポジションの巧みさもあり、右サイドの長沼や中盤の田中碧らも連動して攻撃参加し、厚みを増すようになった日本の攻撃。しかし攻撃に意識が傾いたことが仇になったか、残り5分というところで、ポルトガルに1本のロングパスで状況を打開されてしまう。エンバロに裏を取られ、豪快なシュートを叩き込まれてしまった。

日本は岩崎、旗手とアタッカーを投入してゴールを狙いに行くが、決めきれないまま試合終了。強豪国相手の3連勝はならなかった。試合終了時点ではグループ1位であり、グループリーグ突破はほぼ確実という状況。しかしながら決定機を欠き、煮え切らなさが残る敗戦となった。

[メンバー]
波多野豪、田中駿汰、岡崎慎、大南拓磨、田中碧、松岡大起(→旗手怜央 90)、舩木翔、長沼洋一、伊藤達哉、神谷優太(→岩崎悠人 86)、小松蓮(→小川航基 63)

[スコア]
U-22日本代表 0-1 U-19ポルトガル代表

[得点者]
ポルトガル:エンバロ(85)

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