トッテナムを侮るべからず ドイツのレジェンドがリヴァプールに警告

トッテナムは非常に強力なチームと主張したカーン氏 photo/Getty Images

「どちらが本命かなんてわからない」

現地時間6月1日、リヴァプールはチャンピオンズリーグ決勝に臨む。昨季の雪辱に燃える同クラブ。相手はプレミアリーグで26ポイントもの勝ち点差つけたトッテナムだけに、何としてでも勝利が欲しいところだろう。

しかし、トッテナム相手に油断はするなと主張するレジェンドがいる。かつてバイエルン・ミュンヘンやドイツ代表で活躍したオリバー・カーン氏だ。独『Sport Bild』によると、元ドイツ代表GKはリヴァプールへ警告を発すると同時に、ドイツの同胞であるユルゲン・クロップ監督についても言及。次のように語った。

「今シーズン、トッテナムの試合を多く観戦したけど彼らは危険だ。非常に強いメンタリティを持っているし、優れたGK(ウーゴ・ロリス)を擁している。どちらが本命かなんてわからないね。昨年のレアル・マドリードとの試合は劇的だったし、リヴァプールにとっては残念だったね。クロップを気遣ったよ」
ドイツの守護神として長く活躍したレジェンドは、同じGKのウーゴ・ロリスを高く評価しているようだ。昨年ロシアW杯で優勝したロリスの勝負強さも加味しての発言かもしれない。

決勝に進みながらも、優勝しきれないことの多いクロップは“シルバーコレクター”と揶揄されることも多い。彼の監督キャリアにおいて、準優勝は実に6回。優勝したのは、ドルトムントを指揮していた2011-12シーズンのDFBポカールのみだ。はたして、今回のCL決勝でクロップは汚名返上となるか。さすがに今回は栄冠をつかみたいところだ。

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