ベイルの行き先に意外なところ? 英メディアがオススメする超野心的なクラブ

退団噂されるベイル photo/Getty Images

行き先は限られている

レアル・マドリードでジネディーヌ・ジダンの構想から外れているFWガレス・ベイルは、今夏の退団が盛んに噂されている。ただし、行き先はそう簡単に見つからない。何より給与が高額で、しかも近年は怪我が目立つ。年齢的にもベイルの獲得はかなりのギャンブルだ。

英『BBC』はいくつかの行き先候補をリストアップしているのだが、ベストと思える行き先は多くない。

真っ先に可能性がある候補地として挙げられたのはマンチェスター・ユナイテッドだが、マンUはFWアレクシス・サンチェスの一件で痛い目を見ている。ベイルにも高額な給与を支払うのはリスクが大きく、そもそもベイル本人がチャンピオンズリーグ出場権を持たないマンUでプレイしたいと思うのかが疑問だ。
同じプレミアリーグでは古巣トッテナムが最も魅力的な行き先だが、同メディアは起こりそうもないと否定的だ。指揮官マウリシオ・ポチェッティーノは若い選手を積極的に起用するやり方を継続しており、この思想にベイルは合っていない。また給与についても、同メディアはトッテナムがトップ6の中で最も低く抑えられたチームと伝えており、経済的な面でもベイルはリスクが大きすぎる。

他にもバイエルン、パリ・サンジェルマンなどビッグクラブの名前が挙がるのだが、同メディアが意外な行き先候補としてプッシュしたのがプレミアリーグで7位に入ったウォルバーハンプトンだ。

ウォルバーハンプトンは中国の投資グループ「複星集団」が買収したチームで、敏腕代理人ジョルジュ・メンデス氏とのパイプも太い。2025年にはプレミアを制覇する野望まで掲げているようで、野心は凄まじいものがある。同メディアは世界的なスター選手であるベイルを獲得することで、その意志をより強く発信できるのではと考えている。

ウォルバーハンプトンは今季7位でフィニッシュしたが、仮にベイルが加わればトップ6に食い込むことができるかもしれない。夢のような話ではあるものの、こうした案が出てくるほどベイルの移籍先探しは難しいということなのだろう。果たして今夏ベイルがどう動くのか、市場の注目ポイントの1つだ。

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