来季のローマは誰が率いるんだ? “5名”の候補を伊メディアが紹介

今季途中から就任したラニエリは思うような結果を残せていない photo/Getty Images

数多く名前が挙がっているが

今季ここまでセリエAで6位と来季のチャンピオンズリーグ出場が危ぶまれているローマ。3月には今季の成績不振を受けてエウゼビオ・ディ・フランチェスコ前監督を解任し、クラウディオ・ラニエリを新たな指揮官に据えた。しかし、いまだその効果は明確に見えてこないのが現状だ。

クラブは来季ラニエリに代わる新たな監督を探していると現地メディアによって伝えられている。その中でも有力視されていたのが、かつてユヴェントスやイタリア代表を指揮したアントニオ・コンテ。しかし一部報道によると、彼とは破談になる可能性が高いようだ。これを受けて伊『Corriere dello Sport』が他の来季監督候補を5名紹介している。

・マウリツィオ・サッリ(チェルシー)
1人目はコンテとともに以前から名前の挙がっていたサッリだ。最終的にプレミアリーグでチェルシーをトップ4へ導いたものの、いまだ彼の能力を疑うファンや選手は多いと同メディアは指摘している。解任となれば、セリエA復帰が濃厚とされるがはたして。

・ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(アタランタ)

今季ここまで4位のアタランタを指揮するガスペリーニ。就任以降、彼はそれまで守備的だったアタランタを超攻撃なチームに作り替えた智将だ。インテルやパレルモ、ジェノアなど様々なイタリアのクラブを渡り歩いた彼にとって、もはやどこで仕事をするかは関係ないだろう。現時点でイタリア最高の監督と同メディアも高評価だ。

・ジェンナーロ・ガットゥーゾ(ミラン)

今季限りでのミラン退任も噂される闘将。懸念は「いまだ大きな成功をおさめていないこと」との評価を下されている。あくまで他候補の招聘に失敗した場合の措置として選出されたようだ。

・クラウディオ・ラニエリ(ローマ)

彼の後任を探している状況だが、すべて失敗に終わればもちろん来季もラニエリが続投することになる。いくら調子を戻せていないとはいえ、途中就任では実力を発揮しきれない部分もあっただろう。来季は生粋の“ロマニスタ”に再度賭けてみるのもアリか。

・マルコ・ジャンパオロ(サンプドリア)

最後はサンプドリアの指揮官だ。ここ数年、ローマは彼と契約するチャンスをうかがっていたという。しかし、現在は上記のサッリやガスペリーニといったイタリアを代表する監督たちが候補に名を連ねている状況。ガットゥーゾと同様に同メディアは「他の指揮官との交渉が芳しくない結果に終わった際、ジャンパオロは良い選択かもしれない」と言及するにとどめている。

この他にもジョゼ・モウリーニョ(元マンチェスター・ユナイテッド)やマルセロ・ビエルサ(リーズ・ユナイテッド)、レオナルド・ジャルディム(モナコ)といった人物が候補として挙がるローマの来季監督問題。はたして、来季“ジャッロ・ロッシ”を率いているのは誰か。正式に決定するまでローマのサポーターは夜も眠れない日が続くこととなりそうだ。

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