なぜビダルを交代させたんだ? バルサ指揮官が“謎采配”の意図を説明

敵地で闘志あふれるプレイを披露していたビダル(右)photo/Getty Images

バルサで唯一存在感を放っていたビダル

バルセロナの指揮官を務めるエルネスト・バルベルデ監督が、リヴァプール戦で決断したチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの交代について説明した。

バルセロナは7日、チャンピオンズリーグの準決勝2ndレグでリヴァプールの本拠地へ乗り込んだ。ホームで行われた1stレグを3-0で勝利し、圧倒的に優位な状況を作っていたが、開始早々の7分に失点。1点ビハインドで後半を迎えると、リヴァプールに54分、56分と立て続けにゴールを奪われ、あっという間に2戦合計スコアを3-3の振り出しに戻される。さらに79分、相手に右CKを与えると、気が緩んだ一瞬の隙からゴールネットを揺らされ、逆転を許した。試合はこのまま終了し、アウェイで0-4の完敗を喫したバルセロナは、主力が相次いで欠場する手負いのリヴァプールを相手に3点のアドバンテージを活かせず、準決勝で涙を吞んでいる。

悪夢の逆転敗退を喫したバルセロナだが、この試合で唯一存在感を放っていたのがビダルだ。75分までのプレイではあったが、ピッチを退くまで闘志あふれるプレイを見せており、両チーム最多となるタックル数を記録(7回)するなど、劣勢の中でもピンチの芽を詰む場面が多々あった。そのため、SNSなどでは同選手の健闘を称えるファンの声が多く見られる。一方で、そんな“ファイター”を交代させたバルベルデ監督には批判が集中。指揮官の「謎采配」を疑問視する声も少なくない。

そして試合後の記者会見で、バルベルデ監督にはビダルの交代の意図について質問が飛んだ。すると、指揮官は「アルトゥーロは前半、非常に素晴らしい動きを見せていた。それは私が要求したことだったし、そのおかげで試合を維持することができたよ。ただ、彼はそれを行うために全力を注いでいた。だから疲れていたんだ。その後も彼は我々を助けることはあったが、少し試合に入れていないこともあった。だから我々は他の解決策を持たなければならなかったんだ」と答えたという。ビダルの母国メディア『Radio ADN』などが伝えている。

ビダルの疲労以外にも、アルトゥールを投入することで終盤へ向けて試合をコントロールする意図などもあったかもしれない。ただ結果論でしかないが、この交代直後にバルセロナはリヴァプールに4点目を許し、延長戦へ持ち込むこともできずに姿を消すこととなった。すでにリーグ戦で2連覇を成し遂げているものの、CLでは昨季のローマ戦に続いて2年連続で歴史的敗退を味わうこととなり、指揮官の座も決して安泰ではないかもしれない。

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