これまでの驚異的クリアをランキング化
GKがいない無人のゴールへシュートを流し込むのは難しい作業ではない。しかし、フランクフルトが相手となれば別だ。GKをかわしてもDF長谷部誠がゴールの番人としてFWの前に立ちはだかる。長谷部は先日のヴォルフスブルク戦でもゴールが決まるギリギリのところで足を伸ばしてシュートをブロックしていたが、この光景も徐々に見慣れたものになってきた。
ブンデスリーガ公式は「長谷部のゴールライン上クリアTOP5」と題した動画まで作成し、最後の砦となる日本人リベロを絶賛している。ヴォルフスブルク戦のように足を伸ばしてグラウンダーのシュートをブロックすることもあれば、相手の弾丸シュートを胸でブロックすることもある。勇気がなければ難しいプレイだ。
また、これは読みが鋭くなければできない芸当でもある。相手がどこへシュートを打ってくるのか、どこにラストパスを出そうとしているのかなど、攻撃の流れを読んでこそギリギリのクリアに繋がる。長谷部がリベロとして重宝される理由はこの読みの鋭さにある。
動画のコメント欄には「日本人の誇り」、「整ってる」、「彼が今季ヨーロッパリーグ王者になるか楽しみ」といった意見が出ており、長谷部は終盤戦でも重要な役割を担う。フランクフルトにはヨーロッパリーグ制覇のチャンスも残されているが、今季絶好調の長谷部はその栄冠に届くだろうか。