スペイン、ドイツ、イングランドを支配
残念ながらマンチェスター・シティは今季もチャンピオンズリーグ・ベスト8で姿を消すことになったが、国内では相変わらずの強さを誇る。今季はリヴァプールも驚異的なペースで勝ち点を積み重ねているのだが、マンCも負けてはいない。マンCがリーグ戦残り3試合に勝利すれば、彼らの連覇が決まる。
やはり大きいのは指揮官ジョゼップ・グアルディオラの影響だろう。昨季は勝ち点100獲得を達成したが、グアルディオラの参入でプレミアにも勝ち点90時代が到来した。グアルディオラ率いるマンCがいる限り、最低でも勝ち点90は超えなければ頂点に立つことは難しい。
スペイン『MARCA』は、そんなグアルディオラを国内リーグを支配するスペシャリストだと称えている。バルセロナ時代から国内で抜群の安定感を披露し、バイエルン、マンCと合わせ獲得したリーグタイトルの数は7。グアルディオラにとって国内リーグ制覇は朝飯前となっている。
何より驚異的なのは黒星の少なさで、バルセロナ、バイエルン、マンCと全ての監督キャリアを合わせてもリーグ戦での敗戦数はたったの32試合だ。獲得した勝ち点は通算で897点に達しており、あと1シーズン半もあれば勝ち点1000の大台に届く。マンCでの仕事を今後も続けるのであれば簡単だろう。
これだけの成績を残しながらバルセロナ以外でチャンピオンズリーグを制覇できていないのは気になるが、国内リーグだけの成績でもグアルディオラの手腕を語るには十分だ。