究極の”ビッグゲーム・プレイヤー”! C・ロナウド、CL得点数の不思議

ユヴェントスのロナウド photo/Getty Images

グループステージの方が点取りやすいはずだが……

こんなにも分かりやすくクリスティアーノ・ロナウド効果が出るものなのか。昨夏ユヴェントスに加入したロナウドは、チャンピオンズリーグの舞台でクラブの期待に応え続けている。

10日行われた準々決勝1stレグではアヤックス相手に貴重なアウェイゴールを記録したが、決勝トーナメントに入ってからのユヴェントスはロナウドしか得点を決めていない。ベスト16のアトレティコ・マドリード戦では2ndレグでロナウドがハットトリックを記録し、劇的な形でベスト8入りを決めた。単純に考えれば、ロナウド不在ならユヴェントスはベスト16で消えていたことになる。

何より興味深いのは、なぜかロナウドという選手は決勝トーナメントに入ると得点力が増す傾向にある。グループステージでは1得点に留まっていたのだが、決勝トーナメントではすでに4得点だ。大舞台になればなるほど、ロナウドの得点ペースは加速する。
英『Daily Mail』は「アルティメット・ビッグゲーム・プレイヤー」と絶賛しているが、ロナウドはアヤックス戦で決めたゴールがチャンピオンズリーグ通算125得点目だった。なんとそのうち51%は決勝トーナメントで決まったものだという。

本来はグループステージの方が格下と対戦する機会が多いため、グループステージで得点は増えるはず。しかしロナウドの場合は逆で、ハイレベルな戦いになった方が得点感覚が研ぎ澄まされるのだろう。

世界最高の座を争い続けてきたバルセロナFWリオネル・メッシは、ここまでチャンピオンズリーグで8得点決めている。グループステージ終了時点では大きな差がついていたが、気付けばロナウドが5得点と近づいてきている。準々決勝2ndレグ、準決勝の2試合、そしてファイナルと、残り最大5試合でロナウドが再びの大会得点王になる可能性もありそうだ。

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