2戦連続で無得点のF・マリノス 天野純は攻撃面で何を感じたのか[試合後インタビュー]

鳥栖戦を振り返った天野純 photo/Getty Images

「慎重にいき過ぎた」

29日に行われた明治安田生命J1リーグ第5節で、サガン鳥栖に0-0で引き分けた横浜F・マリノス。昨季より指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督のもとで攻撃的サッカーを披露している同クラブだが、直近のリーグ戦2試合連続で無得点に終わっている。

今季からF・マリノスの主将を務め、10番を背負っているMF天野純はミックスゾーンでのインタビューに応じ、自軍の攻撃に関する実感を語ってくれた。

─相手は自陣で[4-4]の守備ブロック(4-4-2の布陣)を敷いていたと思いますが、この守備隊形をどのように崩そうと考えていましたか。点が生まれなかった原因についてもお聞きしたいです。


天野 「鳥栖もしっかりと自分たちの対策をしてきているなという印象はありました。中盤の4人でピッチの横幅を(満遍なく)カバーするようなポジショニングをとってきたので、最初のほうは様子見と言いますか、どうすれば相手を崩せるかをリク(DF広瀬陸斗)やキー坊(MF喜田拓也)と話をしながら手探りで攻撃していました。ただ、90分を通じてほぼハーフコートのような状態が続いたので、今日は本当にゴールに入るか入らないか、そこが問題だったと思います」

─足りなかったのはラストパスやシュートの精度だけということでしょうか。


天野 「そうですね。そこもそうですし、大胆さが足りなかったり、少し慎重に正確にいき過ぎた部分があったので、そこはもっともっと突き詰めていければいいかなと思います」

─今後、他のチームが鳥栖と同じような対策を施してくる可能性がありますが、チームとしてどのように攻撃していきたいですか。


天野 「今は相手を見ながらサッカーをできていると思います。サイドバックがインサイドにポジションをとることもあれば、彼らがサイドに張り出して、ウイングFWのマルコス(・ジュニオール)やテル(仲川輝人)が空いたインサイドのスペースに入ったりですとか、色々な引き出しをチームとして持っているので、その時によって攻め方を変えれば相手も嫌がると思います」

この試合で得点を予感させる場面は何度かあったものの、特に前半は空いたサイドのスペースを有効活用できていなかったF・マリノス。前半7分すぎにはMF三好康児が鳥栖のサイドハーフ原川力を振り切り、敵陣右サイドから中央へドリブル。同時にF・マリノスの右サイドバック松原健が中央に入って相手のボランチ(福田晃斗)を引きつけていたため、右サイドには広大なスペースが空いていたが、ここに飛び込むF・マリノスの選手はおらず。パスの出しどころに困った三好が相手選手に潰されてしまうという場面もあった。後半は左サイドからのクロスのこぼれ球を拾った松原がクロスバー直撃のシュートを放つなど、サイドのスペースを使った攻撃を繰り出せていただけに、中央突破に固執した感が否めない前半の出来が悔やまれるところ。慎重に攻撃しすぎたと天野は鳥栖戦を振り返ったが、今後F・マリノスはかねてより得意としている敵陣中央でのショートパス主体の攻撃だけでなく、ピッチを幅広く使ったダイナミックな攻撃をより織り交ぜる必要があるだろう。

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