選ばれたのは“ユトレヒトの白鳥” カペッロが監督キャリアで最高の選手を語る

自身の監督キャリアで最高の選手を語ったカペッロ photo/Getty Images

さまざまな選手を指導したカペッロだが

ファビオ・カペッロはミランやレアル・マドリード、イングランド代表監督などを歴任し、その監督キャリアで様々なタイトルを勝ち取ってきた世界屈指の名将だ。そんな輝かしい実績を誇るカペッロが指導した選手のなかでも、ひときわ輝く選手が存在したようだ。

伊『calciomercato』によると、カペッロは『Radio Deejay』のインタビューにて、自身の監督キャリアで指導した最高の選手を問われ次のように語った。

「難しいね。おそらく最高の選手はマルコ・ファン・バステンだった。でもロナウドもさ。彼が私と一緒にいたときは太っていたにもかかわらず、素晴らしいドリブルと高いクオリティを備えていたよ。 マルディーニとバレージのような2人のDFも、私は忘れることができない」

ファン・バステンといえば、アヤックスとミランで通算356試合に出場し267得点をあげ、彼の出身地から“ユトレヒトの白鳥”と称された名FWだ。彼はアヤックスで4年連続得点王に輝いたのちにミランへ移籍。UEFAチャンピオンズカップ連覇や3度のバロンドールを受賞した一方で、試合中に負った怪我が原因で30歳という若さで現役を引退した。カペッロとファン・バステンはミランで2シーズンを共にしており、いずれもスクデットを獲得している。特に、1991-92シーズンで無敗優勝を成し遂げたチームのエースとあって、カペッロの思い入れも深いのかもしれない。

ロナウドはカペッロがレアル時代に指導した選手だが、太りすぎが理由で冷遇されていたイメージがある。しかし、実力自体はカペッロに認められていたようで、体重さえ戻っていればもう少しレアルで活躍できたかもしれない。マルディーニとバレージももちろん素晴らしいプレイを披露したレジェンドだが、カペッロの中では世界最高のストライカーとの呼び声も高いファン・バステンに軍配が上がったようだ。

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