「彼は過去10年で最高のGK」 アリソンがノイアーと比較されることについて言及

ノイアーを目標と語るアリソン photo/Getty Images

競争相手ではなく目標

リヴァプールは現地時間13日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦した。ともに所属リーグで優勝争いを繰り広げている両チームの対決とあって、ラウンド16屈指の好カード。加えて両チームを最後方から支えるGKもハイレベルであるため、注目度は高くなっていた。

リヴァプールのアリソンは今季ローマから加入。プレミアリーグでここまで全30試合に出場し、17回のクリーンシートを記録している。この数字はプレミア優勝争いを繰り広げるマンチェスター・シティのGKでありブラジルの同胞エデルソンより3回多く、ゴールデングローブに最も近いGKだ。一方のノイアーは2014年にドイツ代表をW杯優勝へ導いたもはや説明不要の選手である。今季ブンデスリーガで23試合に出場し、クリーンシートを達成したのは8回。32歳となった今でもバイエルンの守護神として君臨している。

1stレグはリヴァプールのホームであるアンフィールドで開催され、0-0のスコアレスドローに終わった。この試合は枠内シュートが少なくリヴァプールが2本、対してバイエルンはなんと0本だった。2ndレグではスコアこそ動いたものの、互いに特に見せ場なく終了。アリソンVSノイアーの世界最高峰GK対決という構図を期待していた人々にとっては少し残念な結果となっている。

しかし、アリソンはノイアーと比較されることに懐疑的だ。英『Daily Mail』によると、彼は2ndレグの試合前に「僕とノイアーを比べることはできないよ。'トルツメ彼はおそらく過去10年間で最高のGKの1人で、もしかしたらその中でも1番だ。彼はすべてを勝ち取り、僕はスタートしたばかりなんだ。ノイアーは僕にとって目標としている選手であり、すばらしい人間だ。彼と対戦するのは夢が実現するということさ」と主張している。

アリソンとしては、同じGKとして純粋にノイアーの偉大な実績に対し敬意を表しているのだろう。まず我々は“どちらが最高”ではなく“どちらも最高”という考え方を身につけなければならないのかもしれない。

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