ハリルが惚れ込んだ”22歳MF”忘れるな 期待される日本代表への復帰

日本代表の井手口 photo/Getty Images

ロシアW杯出場決定弾の記憶も

ロシアワールドカップ終了後から中島翔哉、南野拓実といった新たな世代が日本代表の顔となりつつあるが、ロシアワールドカップ出場を決める一撃を叩き込んだ選手を忘れてはならない。現在リーズ・ユナイテッドからドイツのグロイター・ヒュルトにレンタル移籍しているMF井手口陽介だ。

井手口はヴァイッド・ハリルホジッチ前日本代表監督のお気に入りとなり、アジア最終予選でスタメンを任されるなど一気に有名な存在となった。オーストラリア代表戦では強烈なミドルシュートを叩き込み、日本のロシア行きに貢献。もちろんワールドカップでも重要な存在になると思われた。

しかし、井手口のキャリアはここから苦しいものとなる。昨年1月にガンバ大阪からリーズへ移籍することを決断し、そこからスペインのクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍。ところが、ここで出番を確保できずにロシアワールドカップ行きも逃してしまった。さらに昨夏にレンタル移籍したグロイター・ヒュルトでは右膝の大きな怪我を経験。今もリハビリが続いており、日本代表復帰はさらに遠い話となってしまった。
ロシアワールドカップ、さらにはアジアカップ2019に参加できなかったのは辛い出来事だが、先日グロイター・ヒュルトの公式Twitterは井手口がクラブの練習場に出てきたことを紹介。まだリハビリ段階のようだが、大きな一歩を踏み出したことを取り上げている。

英『HITC』も井手口のことを気にしている。大きな期待を背負ってリーズに加わっただけに、今後のキャリアがどう動いていくか注目しているのだ。

「井手口はリーズに加わってから下り坂だ。2018年の1月にリーズと契約した日本代表MFはレンタル先のクルトゥラル・レオネサで残念な結果となり、ワールドカップのメンバー入りを逃した。昨夏には再びリーズからのレンタルでドイツ2部のグロイター・ヒュルトへ移籍。しかし膝の十字靭帯を痛め、シーズンのほとんど全てを欠場した。だが、ついに少し好転しようとしている」

同メディアはこのように井手口の状況を伝えており、重要な一歩になったと捉えているようだ。また、リーズに戻ってくるかは分からないものの、井手口に才能があるのは明らかとも主張している。

井手口はまだ22歳と若く、中島や南野よりも年下だ。まだまだ日本代表でプレイすることは可能で、2022カタールワールドカップではメンバー候補者として名前が挙がってくるだろう。

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