来季のレアルはこうなる? モドリッチもクロースもいない驚きの新布陣

アヤックスに敗れたレアル photo/Getty Images

英メディアが新たな布陣を提案

リーグ戦ではバルセロナに大きく差をつけられ、スペイン国王杯とチャンピオンズリーグでも敗退。レアル・マドリードはどん底に突き落とされてしまった。何かを変える必要があるのは間違いなく、今季終了後には大幅な改革へ動くべきだろう。指揮官の交代はもちろん、パフォーマンスが鈍ってきたベテラン選手の放出、そして即戦力の補強と、やるべきことはいくつもある。

では、来季のレアルはどのような面子で戦うのが理想的なのだろうか。英『Squawka』が「2019年の終わりにはこんなスタメンになっているのでは?」と題し、いくつかオススメの布陣を紹介している。

まず最初に紹介するのは、現実的なアイディアだ。レアルは銀河系軍団のイメージがついているが、1度の市場でスター選手を何枚も獲得するのは難しくなってきている。そこで、この夏の獲得候補をチェルシーMFエデン・アザールに絞る。同メディアが最初に紹介するのは、アザールを中心にチームを作る[3-4-2-1]だ。
GKはティボ・クルトワで変更はなく、3バックのうち2枚はセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランで不動だ。残る1枚には獲得が噂されているポルトDFエデル・ミリトンを加える。ミリトンの獲得によって3バックの採用が可能となる。中盤はカゼミロと若いダニ・セバージョスでボランチを組み、ウイングバックはダニ・カルバハルとセルヒオ・レギロンで固定。

前線はアザールとヴィニシウス・ジュニオールが自由を与えられ、最前線にはボールを収められるカリム・ベンゼマだ。新加入は2人だが、現実的で興味深いイレブンだ。同メディアはアザールの守備負担を軽減できる3バックを理想的なシステムと考えているようで、シャドーの位置ではマルコ・アセンシオなども活躍できるだろう。両ウイングバックの攻撃参加を促すこともでき、これはなかなか興味深い。

もう1つは、大金をかけた「銀河系軍団ver3」だ。新戦力は4人で、左サイドバックにレアル・ベティスで売出し中のジュニオール・フィルポ、ボランチにリヨンでブレイクするタンギー・エンドンベレ、最前線には驚きのアイディアだが同じリヨンからメンフィス・デパイ、そしてトップ下に目玉補強となるパリ・サンジェルマンFWネイマールだ。

システムは[4-2-3-1]で、最終ラインはフィルポを加えた以外はラモス、ヴァラン、カルバハルと変化はない。ボランチはカゼミロとエンドンベレ、右サイドにアセンシオ、左にヴィニシウス、トップ下にネイマール、最前線はデパイとなっている。ここでデパイの名前が出たのは少々驚きだが、得点力に加えてチャンスメイクできることから同メディアはレアルに理想的と考えたようだ。ネイマールと個性がぶつかり合うような気もするが、いずれにしてもベンゼマに代わるストライカーが1枚は欲しい。

現実的とは言えないが、レアルがトップレベルへ戻るためにはこれくらいの改革が必要なのかもしれない。興味深いのは、同メディアがルカ・モドリッチとトニ・クロースの2人を完全に無視していることか。最終ラインにはそれほど手を加える必要はないが、中盤から前線にかけては大金をかけるべきなのだろう。得点を奪えるストライカー、新たなスター選手、クロースとモドリッチに代わる司令塔など、この夏は色々と忙しくなりそうだ。

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