レアルで起こる”ソラーリ・マジック” 就任以降の勝ち点はバルサ超えていた

レアルを指揮するソラーリ photo/Getty Images

本来の強さに戻りつつあるレアル

リーグ戦では2位まで順位を上げ、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントではアヤックスとの1stレグにも勝利するなど、レアル・マドリードは少しずつ本来の強さを取り戻している。その立役者は指揮官サンティアゴ・ソラーリだろう。ソラーリにも批判的な意見が出ることはあったものの、前半戦で混乱していたレアルを立て直した手腕は評価されるべきだ。

何より注目すべきはリーグ戦の成績だ。スペイン『MARCA』によると、ソラーリが就任して以降レアルはリーグ戦で31の勝ち点を積み重ねているが、同期間ではバルセロナより多くの勝ち点を奪っていることになる。レアルはソラーリ就任以降は10勝1分2敗の成績を残しており、一方のバルセロナは9勝3分1敗だ。バルセロナは黒星の数こそ少ないが、前節はアスレティック・ビルバオとスコアレスドロー、その前のバレンシア戦も2-2の引き分けと躓いている。

同メディアはジネディーヌ・ジダンやジョゼップ・グアルディオラに続くかとソラーリに注目しているが、近年のバルセロナとレアルでは就任1年目から見事な結果を残す指揮官が目立っている。ジダンも成績不振で解任されたラファエル・ベニテスの後任となり、そこからチャンピオンズリーグ制覇などタイトル荒稼ぎへと繋げた。フレン・ロペテギ解任後に就任したソラーリと似ている部分があり、ソラーリが1年目からビッグタイトルを獲得する可能性だってある。
ソラーリの場合はクリスティアーノ・ロナウドが退団した最初のシーズンという難しい状況の中で指揮を執っており、ジダン以上にハードルは高いと言っていいかもしれない。ヴィニシウス・ジュニオールら若手を積極的に起用して結果に繋げているが、ソラーリ・マジックは続くのか。ここ最近のパフォーマンスからサポーターもソラーリを信頼し始めているのではないだろうか。

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