天才レフティーたちが揃って苦戦中! クラブで確固たる地位築けぬ”5選手”

アーセナルのエジル photo/Getty Images

5選手とも実力は確かだが……

才能が抜群でも、指揮官の好みに合わなければ構想外となる。これはスポーツの世界では仕方のないことで、スーパースターが揃う強豪チームとなればなおさらだ。欧州サッカー界でも天才たちが苦戦しているが、気になるのはレフティーが多いことだ。

スペイン『MARCA』はクラブで構想外になっている5人の選手と題した特集を組んでいるが、5人ともレフティーとなっているのだ。まず1人目はアーセナルMFメスト・エジルだ。

エジルは世界を代表するチャンスメイカーで、天才との称号がふさわしい。しかしここ1、2シーズンは批判を浴びる機会が多く、現在チームを指揮するウナイ・エメリの下でも主役になれていない。受け取っている給与が高額なこともあり、周囲からの視線も厳しくなってしまっている。
2人目はマンチェスター・シティのリヤド・マフレズだ。構想外と呼ぶべきかは微妙なところだが、マンCにはライバルが多すぎる。ワイドなポジションではレロイ・サネ、ラヒーム・スターリング、今季大きく評価を伸ばしているベルナルド・シウバなど担当できる選手が多い。ジョゼップ・グアルディオラもマフレズの能力は分かっているはずだが、スタメン確保とはなっていない。

3人目はユヴェントスのパウロ・ディバラだ。ユヴェントスはクリスティアーノ・ロナウドが加わったため、全てがロナウド中心で動いている。ディバラがスタメンから外れることもあり、まだロナウドとディバラの共存に100%成功したとは言えない状況だ。

4人目はパリ・サンジェルマンのアドリエン・ラビオ。ラビオの場合は少し特殊だ。ラビオはクラブとの契約が今季までとなっていたが、クラブが提示した契約延長のオファーを拒否した。気持ちが移籍へ向かっているのは間違いないが、これを受けてパリ側はラビオを構想から外している。干された格好となっており、非常にもったいない時間を過ごしている。

5人目はバイエルンのハメス・ロドリゲスだ。ここ最近は存在感が増してきているものの、同メディアは今季終了後の移籍は決定的と見ている。指揮官ニコ・コバチのファーストチョイスになりきれていない部分もあり、昨季に比べればフラストレーションの溜まるシーズンとなっているはずだ。

彼らの状況は後半戦の間に変わるのだろうか。ラビオは中盤の深いポジションを担当する選手だが、他の4人は欧州サッカー界を代表するレフテイーのチャンスメイカーと言っていい。彼らが揃って苦戦気味なのは特徴的と言えよう。

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