他のMFとはここが違う! ”シャビ級”の司令塔とベルバトフが絶賛するのは

PSGのヴェッラッティ photo/Getty Images

常に縦を意識

パリ・サンジェルマンにあってマンチェスター・ユナイテッドにないもの。それは司令塔だ。両チームは12日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグで激突したが、中盤を支配したのはアウェイのパリ・サンジェルマンだった。マンUも積極的にプレスをかけていたが、パリ・サンジェルマンはそれを回避する能力がある。特に大きいのはマルコ・ヴェッラッティの存在だ。

英『Daily Star』によると、マンUのOBであるディミタール・ベルバトフもヴェッラッティのパフォーマンスに驚かされたと語る。そのプレイにシャビ・エルナンデスの姿を重ねており、ヴェッラッティのプレイで非常に気に入っている部分があることを明かした。

「ヴェッラッティは中盤で非常に印象的だったね。私が彼のプレイで好んでいるところは、最初に前を向くことを考えていることだ。それが叶わない時は、彼はボールをキープすることも好む。ゲームのテンポをコントロールし、対戦相手を眠らせてしまう。ヴェッラッティの才能は信じられないよ。彼のプレイはシャビやイニエスタを思わせるね。マティッチの隣に彼がいればユナイテッドにとって素晴らしいよね。マティッチがダーティーな仕事をこなし、ヴェッラッティがゲームをコントロールする。PSGが売却するとは思えないけどね」
ヴェッラッティは縦へボールを入れる意識が強く、そこは多くのMFとの違いかもしれない。横パス、バックパスを安易に選択するのではなく、可能な限り前を向いてプレイするところがヴェッラッティの強みとベルバトフは考えているようだ。ボールを守る技術も高く、失うことがほとんどない。味方も安心してボールを預けることができ、ヴェッラッティ1人いるだけでゲームのテンポを自由自在に変えられる。マンUにはここまで高いレベルでゲームをコントロールできるMFが存在せず、中盤の質ではパリ・サンジェルマンの方が上だったと言えよう。

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