まさかの”3億ユーロ以上”の差! 変わったバルサとレアルのお金の使い方

レアルのヴィニシウス・ジュニオール photo/Getty Images

今やバルサがスター軍団に

スペイン国王杯・準決勝のクラシコ1stレグが近づいているが、バルセロナとレアル・マドリードの陣容はここ数年で大きく変化した。バルセロナは2017年の夏にネイマールがパリ・サンジェルマンへ向かったことでMSNが解消され、レアルでは昨夏にクリスティアーノ・ロナウドがチームを去った。

また、お金の使い方も大きく変わった。以前はレアルが資金力でスター選手をかき集めるチームと見られていたが、今では逆だ。バルセロナの方が多くの資金を投じて強化している。

スペイン『as』がクラシコを前に比較しているが、2014-15シーズンからのお金の使い方には大きな差が出ている。レアルは2014年の夏にブラジルワールドカップで活躍したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを8000万ユーロで獲得しているが、これがここ5シーズンでは最も高額な補強だ。それに続くのは18歳FWヴィニシウス・ジュニオール(4500万ユーロ)、同じくブラジルの18歳FWロドリゴ・ゴエス(4000万ユーロ)となっており、2人は即戦力というより未来への投資だ。サントスでプレイするロドリゴに至ってはまだ合流してもいない。
一方でバルセロナの動きは派手だ。2014年夏にはFWルイス・スアレスを8170万ユーロとされる移籍金で獲得。そこから2017年夏にFWウスマン・デンベレを総額1億4500万ユーロ、2018年の冬にMFフィリペ・コウチーニョを総額1億6000万ユーロで獲得。他にもFWマウコム(4100万ユーロ)、MFパウリーニョ(4000万ユーロ)、MFアンドレ・ゴメス(3700万ユーロ)、DFクレマン・ラングレ(3590万ユーロ)など高額な補強が目立つ。

ここ5シーズンではレアルが4億9370万ユーロを費やしているのに対し、バルセロナは8億7780万ユーロ。その差は3億8410万ユーロもついている。

またレアルはアンヘル・ディ・マリア、アルバロ・モラタ、ロナウドと、高額な移籍金で数選手を売却している。今季はロナウドの穴埋めに苦労し、ようやく調子が上がってきたところだ。今季のクラシコはスター軍団バルセロナにレアルがどう挑むのかという構図でもあるが、補強費の差はスコアにどのような影響を与えるのか。

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