“ネイマールの半分”のクオリティもない!? バルサの史上最高額男に逆風

バルセロナのコウチーニョ photo/Getty Images

批判が収まらず

今年の冬に1億2000万ユーロもの移籍金でバルセロナに加わったMFフィリペ・コウチーニョ。獲得された際に期待されていたのはネイマールの後釜として左のウイングを担当したり、ヴィッセル神戸に向かったアンドレス・イニエスタに代わって左のインサイドハーフを務めることだった。どちらも非常に重要な役目で、サポーターが大きな期待をかけていたのは間違いない。

しかし、サポーターは徐々にフラストレーションを溜め始めている。コウチーニョはまだポジションを確保できていない状況で、ベンチスタートも多い。移籍金額が高かったこともあり、サポーターの要求するものが大きいのだ。英『GIVE ME SPORTS』がサポーターの声をまとめているが、中には獲得が失敗だったと切り捨てている者までいる。

問題視されているのは、コウチーニョがボールを持ちたがる傾向にあることだ。南米の選手独特のものとも言えるが、少ないタッチでボールを離すのではなく仕掛けようとする姿勢が多いことを一部のサポーターは快く思っていない。
「攻撃的MFの多くはウイングにも適応できるが、コウチーニョはそうではない。スピードもなく、運動量も疑わしい。彼はボールをこねくり回すところがあり、ジョルディ・アルバとの連携がない」

「彼は前方へシンプルなパスを出さず、どれだけ不必要なターンをしているだろうか?」

「彼はネイマールと同じことをしているが、スピードや得点力、クオリティはネイマールの半分もない」

「コウチーニョの獲得は愚かな判断だった」

「彼は運動量を増やし、フォームを改善する必要がある。現時点では攻守両面で不十分だ」

サポーターからはこうした意見が出ているようで、コウチーニョのパフォーマンスに納得していない。ウスマン・デンベレが評価を高めていることもコウチーニョへの批判が出ている理由で、デンベレの方が得点に直結するプレイが多い。移籍金額ではコウチーニョの方が上だっただけに、デンベレ以上のパフォーマンスをサポーターが期待するのも無理はないだろう。今コウチーニョには逆風が吹いている

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