まさかの得点数ワースト!? エースも”900分以上”の無得点と名門大苦戦

得点を奪えず苦戦するロドリゴ(左) photo/Getty Images

引き分け数10はリーガ一番乗り

なぜこのようなことになってしまったのか。昨季リーガ・エスパニョーラで4位に入る大健闘を見せたバレンシアが全くゴールを奪えない。16日にはエイバルと1-1で引き分けに終わり、すでに引き分け数が二桁の10試合に達してしまった。引き分け数が二桁に達したのはバレンシアがリーガの中で一番乗りだ。

深刻なのは得点力不足で、エイバル戦の得点が今季13点目だった。16試合を消化した時点で13得点は現時点でリーガ最少の数字となっており、いつか決まるとの楽観視はもう通用しなくなってきている。失点数は13に抑えており、これは首位バルセロナ(19失点)より少ない。得点さえ奪えれば順位をトップ10に上げることは容易に可能なのだ。

ただし、今季はエースも元気がない。スペイン代表メンバーでもあるFWロドリゴだ。ロドリゴは昨季リーグ戦で16得点を記録したのだが、今季は未だに2得点だ。1-1の引き分けに終わった先日のエイバル戦でようやく2点目を決めたのだが、ロドリゴの今季1点目は開幕戦のアトレティコ・マドリード戦だった。そこから無得点が続いていたのだ。
スペイン『MARCA』によれば、ロドリゴはリーグ戦で963分間無得点の状態にあり、エイバル戦でようやくそれを終わらせたことになる。さすがにトンネルが長すぎというものだ。チームとしても今季リーグ戦で複数得点を記録したのがたった2試合しかなく、これで白星を拾っていくのは難しいだろう。

昨季はトップ4入りを決めて名門復活を予感させたのだが、今季は一転して大苦戦だ。この得点力不足の地獄はいつ終わるのか。改善されなければ残留争いに本格的に巻き込まれることになりそうだ。

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