メッシはいつから”FKマスター”に? 2011年から進化した驚きの精度

フリーキックを放つメッシ photo/Getty Images

英メディアも当初は飛び道具なかったと驚き

今でこそバルセロナFWリオネル・メッシは世界トップレベルのフリーキッカーとなっているが、デビュー当初は飛び道具を持った選手ではなかった。実際バルセロナにはロナウジーニョやデコなど他にもテクニシャンがいたため、セットプレイのキッカーがメッシに巡ってくる機会は少なかったのだ。

ロナウジーニョらがクラブを去ったことでチャンスが回ってきたが、当時はまだフリーキックのスペシャリストとは思われていなかった。2008年のアトレティコ・マドリード戦で直接フリーキックから初得点を決めているが、これも相手GKが壁に指示を出している隙を突いて決めたイレギュラーなものだった。2008-09シーズンのフリーキックのゴールはこれ1本だけだ。

続くシーズンも2本のみだったが、ここでアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナから指導が入った。アルゼンチン代表でフィジカルコーチを務めていたフェルナンド・シグノリーニ氏が明かしていたが、マラドーナはボールを早くインパクトしすぎないことをメッシに教えたという。

変わり始めたのは2011年あたりからだろう。英『Squawka』もメッシがフリーキックマスターになるまでの道のりを振り返っているが、2011-12シーズンから2014-15シーズンまでの間にメッシは12本のフリーキックを沈めている。2015年以降もそのペースは変わらず、同メディアによれば20発のフリーキックを決めているという。

それこそクリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルが蹴るような強烈な無回転シュートが話題を呼んでいた頃はメッシをフリーキックマスターと考える者は少なかったが、今では立場が逆転している。メッシのコースを突くシュートはGKを悩ませており、いつしかメッシが世界最高クラスのキッカーになった。メッシはパス精度も高いため、ベテランになってもキック1つで試合の流れを変えてくれそうだ。

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