チェルシー・サッリ監督、古巣ナポリから“一番弟子”の引き抜きを画策か

サッリ監督のエンポリ時代からの愛弟子であるヒサイ photo/Getty Images

代理人も前向きな姿勢

チェルシーは今冬の移籍市場で、ナポリからアルバニア代表DFエルセイド・ヒサイの獲得を画策しているようだ。

現在24歳のヒサイはエンポリの下部組織出身で、2012年に18歳ながらトップチームへ昇格。当時、同クラブの指揮官を務めていたのがマウリツィオ・サッリ現チェルシー監督だ。このイタリア屈指の戦術家に才能を見出された若き逸材は、トップチームでもすぐさまサイドバックのレギュラーポジションを獲得し、メキメキと頭角を現す。そして2015年には、ナポリを率いることとなったサッリ監督とともに名門への移籍を果たした。新天地でも加入初年度から定位置を確保し、チームに欠かせない存在となっている。

しかし、ナポリの指揮官を務めていたサッリ監督が、今夏にチームを退団。チェルシーの新指揮官に就任したのだ。それに伴い、ナポリの心臓を務めたイタリア代表MFジョルジーニョも同指揮官の後を追い、チェルシーへの移籍を決断。エンポリ時代からの愛弟子であるヒサイも同じくチェルシー行きが噂されていたが、実現することはなくナポリに残留した。
ただ、サッリ監督は自身の考えやスタイルを最も熟知しているといっても過言ではないヒサイの獲得を諦めていないようで、今冬の移籍市場で再び獲得を狙っている模様。英『EXPRESS』など複数のメディアが伝えている。また、同メディアは同選手の移籍に前向きな姿勢を見せた代理人のコメントも「私は1月に(ヒサイが)チェルシーへ移籍するための交渉を排除することはできない。サッリが彼の獲得を望んでおり、夏に接触があったのは事実だ。(右SBの)ザッパコスタが監督の好みにあっていないことも知っている。我々に何か起こる可能性は十分にあるよ」と取り上げている。はたして、サッリ監督は“一番弟子”の引き抜きを実現させることができるのか。

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