イングランドの若手が輝き出す! A代表に組み込みたい『7人の実力者』

アーセナルのロブ・ホールディング photo/Getty Images

4年後には主力に

ロシアワールドカップでベスト4まで勝ち進んだイングランド代表は、EURO2020や4年後のワールドカップでは優勝候補の一角に挙げられるだろう。ここからの課題は、次期黄金世代とも言われる若手選手たちをどう組み込んでいくかだ。ロシアワールドカップを戦ったチームも若かったが、イングランドではさらに若い世代が育っている。

また、今季の欧州主要リーグではその若手選手たちの奮闘が目立っている。英『Daily Mirror』はEURO2020で輝く可能性がある7人の若手をリストアップしているが、彼らがレギュラー争いに絡んでいけばイングランド代表にとって大きなプラスになる。

1.カラム・ハドソン・オドイ(チェルシー/18歳/FW)

チェルシーでは出番が限られているが、4-0で快勝した先日のヨーロッパリーグ・グループステージ第5節PAOK戦では得点を記録。今のところはカップ戦要員といったところだが、出場すれば結果を出すだけのクオリティは備えている。ブンデスリーガのクラブが興味を示しているといった話題もあり、この2年で成長できるはずだ。

2.メイソン・マウント(ダービー・カウンティ/MF/19歳)



チェルシーからプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーにレンタル移籍しているマウントは、フランク・ランパードの下で主力となっている。ここまでは20試合に出場して5得点2アシストを記録しており、2部とはいえ出場機会を確保できているのは大きい。昨年のU-19欧州選手権ではチームの優勝に貢献し、MVPにも選ばれた。イングランドはこの才能を無駄にすべきではない。

3.ジョー・ゴメス(リヴァプール/21歳/DF)



イングランド代表にとっては今季最も大きな収穫かもしれない。序盤戦からフィルジル・ファン・ダイクの相棒を任されたゴメスは想像以上のパフォーマンスを披露し、センターバックの座を掴もうとしている。右のサイドバックでもプレイ可能で、身体能力の高さは実証済みだ。イングランド代表でもセンターバックを任せられる素質を持っている。

4.ジェイドン・サンチョ(ドルトムント/18歳/MF)



こちらは説明不要だろう。イングランドの若手はトップレベルでも通用することを証明してくれたのがサンチョで、ドルトムントで欠かせぬ存在になってきている。スタメンは難しくとも、代表でもスーパーサブ的役割を任せられるはずだ。

5.ルーベン・ロフタス・チーク(チェルシー/22歳/MF)



ロフタス・チークは何年も期待の若手と言われ続けていたが、もう単なる若手ではない。ロシアワールドカップでもイングランド代表のメンバーに入っており、少なくとも4年後のワールドカップではスタメンに割って入りたいところだろう。クラブでは苦戦しているが、プレミアリーグでも結果を出せるだけの能力を持っている。

6.ハリー・ウィンクス(トッテナム/22歳/MF)



所属するトッテナムはポジション争いが激しいため、まだ主力にはなりきれていない。しかしイングランドのシャビとも言われる能力は確かで、イングランド代表では珍しいタイプのゲームメイカーだ。ロシアワールドカップのイングランド代表は中盤でゲームを組み立てるMFが不十分だったと言われているだけに、EURO2020ではウィンクスを組み込みたい。

7.ロブ・ホールディング(アーセナル/23歳/DF)



リヴァプールのゴメスと同じく、ホールディングも今季伸びている選手の1人だ。第7節ワトフォード戦からはフル出場を継続しており、ウナイ・エメリの信頼を得ている。リヴァプールのゴメスもそうだが、プレミアを代表するビッグクラブのセンターバックを自国の若手が担っているのは大きい。マンチェスター・シティのジョン・ストーンズなどを脅かす存在となってくれば面白いだろう。


他にもホッフェンハイムで得点を量産しているFWリース・ネルソンや、ヨーロッパリーグで得点も記録したアーセナルのエミール・スミス・ロウ、マンCのフィル・フォデンなど、期待の若手がイングランドには揃っている。ロシアワールドカップからの主力を維持しつつ、若手を競争させていければベストだろう。

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