昨季勝ち点100達成したのに…… 終わらぬ名将ペップの”マンC改革”

マンCを指揮するグアルディオラ photo/Getty Images

今季もあらゆるパターン試す

昨季プレミアリーグで勝ち点100獲得を達成したチームならば、本来手を加える必要はないのだろう。しかしジョゼップ・グアルディオラは常に理想のフットボールを目指す名将であり、今季もマンチェスター・シティではいくつかの変化が起きている。

英『Squawka』が今季の変化を取り上げているが、まず最初に挙げられたのはセンターバックコンビの変化だ。今季グアルディオラはアイメリック・ラポルテを左のセンターバックで固定しており、その相棒にはジョン・ストーンズを選ぶ機会が増えている。ストーンズの守備力には疑問の声もあったが、ここまでマンCはリーグ戦10試合で失点が僅かに3点しかない。1994年5月27日生まれのラポルテと、1日違いの5月28日生まれのストーンズが組む24歳コンビはしっかりと機能している。

特にラポルテはレフティーのため、ビルドアップの部分でもグアルディオラはラポルテを気に入っている。今年1月にやってきたラポルテを今季からチームにフィットさせたのはさすがだ。リーグ戦では10試合全てに先発しており、すっかりキーマンとなっている。

今夏に加わったリヤド・マフレズの活躍も見逃せない。レロイ・サネ、ラヒーム・スターリングの2人がサイドを支配していたことを考えると、そもそも今夏に高額なマフレズを獲得する必要があったのかは疑問だった。しかしグアルディオラはマフレズを素早くチームにフィットさせ、早くもリーグ戦で4得点を記録している。

昨季はレフティーのサネが左サイド、右利きのスターリングが右サイドに入る機会が多く、どちらも利き足側のサイドでプレイしていた。しかし今季は超攻撃型左サイドバックのベンジャミン・メンディが長期離脱から戻ってきたため、その攻撃性を活かすために左サイドに張るタイプのサネより中にカットインするスターリングを左に置いた方がいいとグアルディオラは考えたのだろう。実際今季はスターリングが左に回る機会も多く、右サイドには同じく中へカットインして得点を狙えるマフレズが配置されている。マフレズの加入で攻撃のオプションが増えたのは間違いない。

昨季は本領発揮といかなかった2年目のMFベルナルド・シウバもチームにフィットさせており、このままいけばダビド・シルバの後継者となるだろう。ベルナルド・シウバのおかげで離脱していたケビン・デ・ブライネの穴を感じることもなく、チームは無敗でリーグ首位に立っている。

昨季優勝したチームをさらに高めてくるところはグアルディオラらしいが、今季も勝ち点100に届くのだろうか。マンCの進化はまだ続いている。

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