プレミア史上最高のDFは誰だ!? スタム、テリー、キャンベルらTOP10

引退を表明したジョン・テリー photo/Getty Images

先日プレミアリーグを代表する名センターバックの1人ジョン・テリーが現役引退を表明した。強烈なリーダーシップ、パワー、読みの鋭さ、的確なタックルなど、テリーは間違いなくプレミアの歴史に名を残す名DFだ。

では、テリーはプレミア史上最高のDFなのだろうか。英『FourFourTwo』はチェルシーを支えた闘将の引退に合わせ、「プレミアリーグ史上最高のセンターバックTOP10」なる企画を作成している。

10位:ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ)

コンパニは今回の企画で唯一選ばれた現役選手だ。近年は怪我も目立つが、コンパニがいなければマンCがプレミア制覇などを達成することはなかった。最近は足下の技術に優れたスマートなDFが目立つが、圧倒的なパワーで相手FWをねじ伏せるコンパニのようなセンターバックこそプレミアらしい。

9位:ジェイミー・キャラガー(リヴァプール)



スティーブン・ジェラードとともにリヴァプールを長く支えたキャラガーは、サイドバックも担当できた。テリーらと同世代ということもあって少し影が薄いところもあるが、能力は確かだ。同メディアもリヴァプール以外のクラブならプレミアリーグを制覇できたかもしれないと伝えている。

8位:レドリー・キング(トッテナム)



キングは怪我に泣かされた選手だが、スピード、読みの鋭さ、足下の技術など能力は高い評価を受けている。怪我の影響で満足にトレーニングできない日も多かったが、試合になればクオリティの高いプレイを見せるのがキングらしさだった。

7位:ソル・キャンベル(アーセナル)



アーセナルがプレミア無敗優勝など輝かしい成績を残すことができたのは、最終ラインにキャンベルがいたからだ。近年のアーセナルにはパワー自慢の選手が不足しているとも言われるが、求められているのはキャンベルのような選手なのだろう。

6位:マルセル・デサイー(チェルシー)



ミランでセリエA、チャンピオンズリーグ制覇を経験してきたデサイーは、30歳の年齢でチェルシーにやってきた。それでも抜群の読み、強さをチームに与え、スタンフォード・ブリッジでも数多くの成功を収めている。チェルシーにいた1998年からの6年間でデサイーはフランス代表でもEURO2000制覇など成功を収めており、世界トップレベルとの表現がふさわしい名DFだった。

5位:ヤープ・スタム(マンチェスター・ユナイテッド)



プレミアリーグでプレイした時間はそれほど長くなかったが、スタムが残したインパクトは強烈だった。1998-99シーズンには3冠を達成し、そこからプレミア3連覇も経験。名将アレックス・ファーガソン氏との衝突でラツィオに去ったが、ファーガソン氏もスタム放出が誤りだったと振り返っている。

4位:トニー・アダムス(アーセナル)



ポーツマスやグラナダなど指揮官として失敗していることもあり、アダムスの評価がやや落ちているところはあるかもしれない。しかし、同メディアはアダムスがプレミア最高の選手の1人だと絶賛している。17歳でデビューし、21歳でキャプテンも任された。アーセナル一筋669試合の成績は見事で、アーセン・ヴェンゲルに2度プレミアのタイトルを届けている。

3位:ネマニャ・ビディッチ(マンチェスター・ユナイテッド)



ビディッチ、リオ・ファーディナンドのセンターバックコンビはプレミアを代表するもので、その背後に守護神エドウィン・ファン・デル・サールが構える当時のマンUの守備は恐ろしく堅かった。失点する気配すら感じさせず、プレミアでタイトルを量産。ハードに相手を潰すビディッチも長くチームに貢献した。

2位:ジョン・テリー(チェルシー)



ここでテリーだ。ジョゼ・モウリーニョの下で2004-05シーズンには僅か15失点でプレミア制覇を達成するなど、チェルシーで伝説を築いた。リカルド・カルバーリョとのコンビもビディッチ、ファーディナンドに負けない抜群のコンビネーションだった。

1位:リオ・ファーディナンド(マンチェスター・ユナイテッド)



3位にビディッチが入った段階で、1位はテリーとファーディナンドの一騎打ちと予想した人が多かっただろう。ファーディナンドとテリーはイングランド代表でコンビを組んだこともあったが、両者ともワールドクラスのセンターバックだった。ファーディナンドは高さ、1対1の強さに加え、正確なフィードも武器だった。これほどの選手はなかなか現れないだろう。

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