エジル、“ゴール記録”でプレミアの歴史に名を刻む

レスター戦で貴重な同点ゴールを決めたエジル photo/Getty Images

プレミアリーグのドイツ人選手最多得点者に

「アシスト」のイメージが強いアーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジルが、「ゴール」記録でプレミアリーグの歴史に名を刻んだ。

22日に行われたプレミアリーグ第9節で、FW岡崎慎司が所属するレスター・シティをホームへ迎え入れたアーセナル。31分にオウンゴールで先制点を許したものの、この一戦でスターティングメンバーに名を連ねたエジルがチームの救世主となった。

前半終了間際の45分、ドリブルでボールを敵陣へ運んだエジルは、右サイドのエクトル・ベジェリンへパス。これをベジェリンがダイレクトで折り返すと、中央へ走り込んだエジルが左足のインサイドで合わせる。狙いすましたシュートは、左ポストに当たってゴールに吸い込まれ、前半のうちにアーセナルが試合を振り出しに戻した。さらに、エジルは絶妙なスルーパスで逆転ゴールの起点を作ると、勝利を手繰り寄せた3点目のゴールの際には、華麗なパス回しの中心として攻撃を組み立て、最終的にピエール・オバメヤンのゴールをアシストしている。
逆転勝利の立役者となったエジルだが、英紙『THE Sun』などによると、レスター戦で記録したゴールでプレミアリーグ通算30ゴールを達成(149試合目)。ユルゲン・クリンスマン氏らの29ゴールを抜いて、同リーグのドイツ人選手最多得点者となった。

快進撃を続けるアーセナルの攻撃を支えるエジル。今季ここまで7試合に出場し、3ゴールを記録している。このペースで行けば、自身のキャリアハイ(レアルとブレーメン時代にリーグ戦で9ゴール)を更新する可能性も。


プレミアリーグのドイツ人選手得点者トップ5は以下の通り

1位 メスト・エジル 30ゴール
2位 ユルゲン・クリンスマン 29ゴール
2位 ウーヴェ・ロスラー 29ゴール
4位 ロベルト・フート 21ゴール
5位 ルーカス・ポドルスキ 19ゴール

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