勝ち点100時代の終わり バルサとレアルに迫る2006-07以来の成績

苦戦するレアル photo/Getty Images

このままのペースなら勝ち点80に届かない可能性も

レアル・マドリードとバルセロナが弱くなってしまったのか、それとも周囲のレベルが上がっているのか。今季のリーガ・エスパニョーラは波乱含みのスタートとなっている。

特に心配なのはレアルの方だ。クリスティアーノ・ロナウドが去って得点力が落ち、開幕8試合で4勝2分2敗と苦しんでいる。バルセロナも7試合消化時点で4勝2分1敗となっており、これは数年前なら考えにくい状況だ。

スペイン『as』は、「勝ち点100時代は終わった」と取り上げている。数年前はこの2強がリーガを支配していたため、毎シーズンのように勝ち点100に近づくケースが続いていたのだ。2009-10シーズンにはバルセロナが勝ち点99でリーグを制し、2011-12シーズンにはレアルが勝ち点100、その翌シーズンにはバルセロナが勝ち点100を稼いでリーグ制覇を果たしている。
しかしそんな時代も終わり、今のペースでいけばバルセロナとレアルは今季勝ち点76程度でフィニッシュするとの予測を同メディアは紹介している。昨季3位だったレアルが勝ち点76でシーズンを終えているため、あり得る数字だ。

仮にレアルとバルセロナが勝ち点76でフィニッシュした場合、2006-07シーズンと全く同じケースということになる。当時両チームは勝ち点76で終え、僅差でレアルが優勝している。勝ち点76で優勝を果たしたチームはこのシーズンが最後となっており、それ以降は90を超えてくることがほとんどだった。リーガの2強時代に変化が起き始めているのは間違いないだろう。

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