ローテーションしすぎ、選手が高齢化 失速バイエルンに厳しい批判

苦戦するバイエルン photo/Getty Images

コバチの評価が急落

開幕直後は結果も出て高評価だったのだが、ここ最近の失速によってバイエルン指揮官ニコ・コバチに批判が起き始めている。

バイエルンは今節ボルシアMGに0-3で敗れたが、これで4試合白星がない。特にリーグ戦では0-2で敗れたヘルタ・ベルリン戦に続く連敗で、絶対王者の牙城が揺らいでいるのだ。

独『DW』は考えられる問題点をいくつかピックアップしているが、まずはコバチのローテーション策だ。コバチはこれまで複数の選手を起用しており、まだ1度も同じスタメンでリーグ戦を戦ったことがない。まだ手探りの段階なのかもしれないが、同メディアはこのやり方も連携を高めるうえで正しいものではないと指摘。また、トーマス・ミュラー、ハメス・ロドリゲスをどう起用したいのか意図が分からないと批判までしている。チアゴ・アルカンタラを中盤の底に配するやり方にも賛成できないようだ。
もう1つの問題はベテランが多いメンバー構成だ。これはシーズン開幕前から分かっていたことだが、今のバイエルンはベテラン選手が多い。早い時間に交代することが増えたアリエン・ロッベンをはじめ、フランク・リベリ、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテングら長年チームを支えてきた選手たちのパフォーマンスが疑問視されている。

特にスピード面では、ブンデスリーガの今季スプリントランクTOP20にバイエルンの選手が入っていないというのだ。ロッベンやリベリは年齢的にいつトップパフォーマンスを失ったとしても不思議ではない。コバチは早くも厳しい状況に立たされているが、ここから首位ドルトムントを追撃できるか。

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