これもサッリの戦略? 全く優勝の可能性口にせず「CL圏内は争える」

チェルシーのサッリ photo/Getty Images

快調なスタートでも優勝候補との意見を否定

試合内容や結果から考えれば、今季のチェルシーは優勝候補の一角と見ていいだろう。しかし特徴的なのは、指揮を執るマウリツィオ・サッリが優勝の可能性を全く口にしないことだ。サッリは常にマンチェスター・シティ、リヴァプールを自分たちより上のチームと発言しており、優勝候補との評判を否定しているのだ。

29日にはリヴァプールと1‐1で引き分けたが、サッリの口調は変わらない。英『Daily Mail』によると、サッリは自分たちがトップ4入りを争うチームであり、優勝には遠いとの見解を示している。

「1位、2位でフィニッシュするのは非常に難しい。シティとリヴァプールが我々の前を行くと思う。ただし、チャンピオンズリーグ出場権は争える。イングランドでは6、7チームほどがトップレベルだ。それもイングランド国内というだけでなく、欧州トップレベルという意味だ。チャンピオンズリーグ出場権獲得は簡単ではない。我々はトライしなければならない。トップレベルのチームに出来る限り近い位置にいるようにね」
確かにチェルシーは昨季トップ4から漏れたチームだ。サッリが優勝候補との評判をかき消すことで、選手たちに余計なプレッシャーをかけないで済む。プレッシャーがかかるのは明らかに王者マンC、積極補強に動いたリヴァプールの方だ。のびのびとプレイできる環境はチェルシーにとって大きなプラスとなるはずで、それが最終的な結果にどう繋がるのか楽しみだ。

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