メッシ、C・ロナウドに近づく時 アザールに起こる”サッリ改革”

チェルシーのアザール photo/Getty Images

コンテの時とは明らかに違う

才能はあるが得点数が十分ではないとの批判も受けていたチェルシーMFエデン・アザールだが、今季から就任したマウリツィオ・サッリの下で化けそうな気配がある。まだ開幕直後ではあるものの、カーディフ戦でハットトリックを記録するなど5得点と大暴れ。現時点でプレミアリーグ得点ランキング1位に立っている。

英『Football London』も、今季のアザールには大量得点を期待できると主張する。サッリはナポリでアザールと同じベルギー代表FWドーリス・メルテンスをセンターフォワードで起用し、得点を奪えるアタッカーに変貌させた実績があり、緊急時にはアザールを偽9番のように起用することも現実的だ。また今季のアザールは以前に比べてポジションを自由に動かしてプレイしており、よりゴールに近いエリアでボールに触ることができている。これもサッリに代わってからの変化だ。

加えて同メディアが期待しているのがFWオリヴィエ・ジルーの『ベンゼマ化』だ。ベンゼマといえば今夏でレアル・マドリードを退団したクリスティアーノ・ロナウドと名コンビとなり、ロナウドのゴールを通算で47本アシストしている。ジルーはカーディフ戦でもポストプレイからアザールのゴールをアシストしており、サッリの下で2人が名コンビになる可能性があると期待をかけている。
アントニオ・コンテの下でのジルーは前線でロングボールを収めるターゲットマンとのイメージが強かったが、今季はアザールとの距離感が明らかに近くなっている。昨季以上にアザールと絡んでいくことが可能となり、ここの連携からアザールが大量得点を奪うことも可能だろう。

ジョゼ・モウリーニョ、コンテの下でもアザールはエースだったが、左サイドに張り付いている時間が多かった。攻撃的なサッリのフットボールはアザールにとって新鮮なもので、今季はリーグ戦で20ゴール超えを狙うことも可能ではないだろうか。

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